ディクサム高地とは? わかりやすく解説

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ディクサム高地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/03 16:57 UTC 版)

ディクサム高地
場所 ソコトラ島
座標 北緯12度28分1秒 東経54度0分4秒 / 北緯12.46694度 東経54.00111度 / 12.46694; 54.00111座標: 北緯12度28分1秒 東経54度0分4秒 / 北緯12.46694度 東経54.00111度 / 12.46694; 54.00111
所属  イエメン
標高 700 meters (2,300 ft)
地質 高原

ディクサム高地(ディクサムこうち、: دكسم, : Dixam Plateau, Diksam Plateau)は、ソコトラ島中央に位置する高地である。ディクサム高地内のディルフール峡谷東側にあるフィルミヒンの森には、全島で最も多くのベニイロリュウケツジュが自生する[1]

説明

峡谷のある高地
フィルミヒンの森

ディクザム高地は、ソコトラ島中央部のハジール山脈アラビア語版と、ソコトラ島南部海岸平野の間に位置する広大な地域である。海抜約700mに位置するこの高地には、ベドウィン: Bedouin[2]と呼ばれる遊牧民が住んでおり、牛の群れとともに高原の各地に点在する拠点に移り住む生活を営んでいる[3]

ワディ・ディルフ(またはダール)は、高地から谷底まで700mもある南北に走る峡谷である。このワジにはアデニウム・オベスムデンドロシキオス・ソコトラヌスの大群落がある[4]

高地の東に位置するロケブ・ディ・フィルミヒン(: Rokeb di Firmihin)にはソコトラ島最大のベニイロリュウケツジュの群生地がある。面積は540ha、モンスーンと雨にさらされる。ベニイロリュウケツジュの個体数は再生に苦労しており、絶滅危惧種に指定されている[5]

関連項目

出典

  1. ^ Dragon Tree in Dixam Plateau, Socotra”. socotra.info. 2025年9月2日閲覧。
  2. ^ “Where the Weird Things Are” (英語). Magazine. https://www.nationalgeographic.com/magazine/article/socotra 2025年9月2日閲覧。 
  3. ^ Elie, Serge D. (October 2014). “Pastoralism in Soqotra: external entanglements and communal mutations”. Pastoralism 16 (1). Bibcode2014Pasto...4...16E. doi:10.1186/s13570-014-0016-3. 
  4. ^ DestiMap.com. “Wadi Dirhur Canyon, Socotra Island” (英語). DestiMap. 2025年9月2日閲覧。
  5. ^ Adolt, Radim (2013). “Field Survey of Dracaena Cinnabari Populations in Firmihin, Socotra Island: Methodology and Preliminary Results”. Journal of Landscape Ecology 6 (3): 7–34. doi:10.2478/jlecol-2014-0001. 



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