テオフィル・アメルとは? わかりやすく解説

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テオフィル・アメル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/10 04:31 UTC 版)

テオフィル・アメル
Théophile Hamel
自画像 (c.1849)
生誕 (1817-11-08) 1817年11月8日
ケベック・シティー
死没 1870年12月23日(1870-12-23)(53歳没)
ケベック・シティー
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テオフィル=アブラム・アメル(Théophile-Abraham Hamel、1817年11月8日 - 1870年12月23日)は、19世紀、カナダの画家である。おもにケベック州に住み、多くのカナダの人物の肖像画を描いたことで知られている[1]

略歴

現在はケベック・シティーの一部であるサント=フォワ(Sainte-Foy)で生まれた。1656年にノルマンディーのアヴルメニル(Avremesnil)からヌーベルフランスに入植したジャン・アメル(Jean Hame)を祖先にもつ裕福な農家の息子に生まれた。

1834年から1840年の間、アメルはケベックで活動していた画家のアントワーヌ・プラモンドン(Antoine Plamondon: 1804-1895)の元で学び、肖像画家となり有力な政治家の アマブル・ディオンヌ(Amable Dionne)の肖像画も描くようになった[2]

1843年6月からヨーロッパに修行にでて、フィレンツェで学び[3][1] 、16世紀の巨匠、ティツィアーノの作品を模写して修行した。1846年に帰国し、ケベックにスタジオを開き、その翌年、モントリオールに移った。1850年代には画家として評価されるようになり、数年後に結婚した。政府から注文を受けるようになり、有力者から注文を受けた。新約聖書を題材に10点ほどの宗教画も残したが、シンプルなスタイルの肖像画家として知られている。同時代の人物だけでなくカナダの歴史上の人物の肖像画も描いた。1862年の火事で多くの作品が失われた。

甥のウジェーヌ・アメル(Eugène Hamel: 1845-1932)[4]やブラッサ(Napoléon Bourassa: 1827-1916)、リュエラン(Ludger Ruelland: 1827-1896)、ジファール(Alexandre Stanislas Giffard : 1841-1880)といったカナダの画家を指導した。

1870年にケベック・シティーで亡くなった。

作品

参考文献

  1. ^ a b « Théophile Hamel | Dictionnaire biographique du Canada » (consulté le 5 février 2019)
  2. ^ « Théophile Hamel | Encyclopédie canadienne » (consulté le 4 février 2019)
  3. ^ Raymond., Vézina, (1975). Théophile Hamel : peintre national, 1817-1870. Éditions Élysée. ISBN 9780885450138. OCLC 2475478. 2019年2月5日閲覧
  4. ^ 1925-, Hamel-Beaudoin, Françoise, (2008). Théophile Hamel : peintre, 1817-1870. Lidec. p. 58. ISBN 9782760870994. OCLC 507335398. 2019年2月5日閲覧



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