ツァンク試験とは? わかりやすく解説

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ツァンク試験

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 02:12 UTC 版)

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ツァンク試験陽性。中央に3つの多核巨細胞が見られる。

ツァンク試験(-しけん、: Tzanck test)は、ツァンク細胞(多核巨細胞)を探すために、小水疱を擦過[1]して採取する試験である。

ツァンク細胞は以下の疾患で見られる。

手順

  1. 小水疱の底部および側面から擦過して検体を採取
  2. 清潔なガラスの上に乗せる
  3. ライト染色またはギムザ染色で染色
  4. 油液浸レンズを使って顕微鏡検査。(多核巨細胞があれば陽性)[3]

名前の由来

フランスの皮膚科医アルノー・ツァンク英語版(1886–1954)の名をとって名付けられた。

脚注

  1. ^ コトバンク > デジタル大辞泉 > 擦過とは
  2. ^ Folkers E, Oranje AP, Duivenvoorden JN, van der Veen JP, Rijlaarsdam JU, Emsbroek JA (August 1988). “Tzanck smear in diagnosing genital herpes”. Genitourinary medicine 64 (4): 249–54. PMC 1194227. PMID 3169755. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1194227/. 
  3. ^ Pettit, Normal Microbiota of the Skin, ATSU School of Osteopathic Medicine Arizona, Lecture Slides. Jan 2013.



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