ジュリー・マネとは? わかりやすく解説

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ジュリー・マネ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/15 12:46 UTC 版)

ジュリー・マネ
Julie Manet
生誕 1878年11月14日
フランス パリ16区
死没 1966年7月14日
フランス パリ16区
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ジュリー・マネ(Julie Manet、1878年11月14日1966年7月14日)は、フランスの画家、美術収集家である。エドゥアール・マネの弟の画家ウジェーヌ・マネと画家ベルト・モリゾとの間の娘で、両親や叔父の絵のモデルになった女性である。

略歴

ジュリー・マネ作"Le Château du Mesnil"(c.1810)

パリ16区パッシーでウジェーヌ・マネベルト・モリゾの間に生まれた一人娘であった。幼い頃から両親や叔父の絵画にしばしば描かれた。1892年に父親、1895年に母親を亡くし、16歳で孤児になり[1]、マネの友人の文学者ステファヌ・マラルメが後見人となり、従妹たちと暮らした。家族の友人だった画家、ピエール=オーギュスト・ルノワールらからも支援を受けた。

1900年の5月に、印象派の画家、アンリ・ルアールの息子で、画家、版画家のエルネスト・ルアール (Ernest Rouart:1874-1942) と結婚した[2]。パッシーで、従妹の女性とマラルメの友人・弟子で、詩人ポール・ヴァレリーとの合同結婚式で祝福された。

画家として、母親のスタイルを継承し、知人や友人の女性の肖像画を描き、陶磁器の絵柄もデザインした。夫と共に叔父の生誕100年の回顧展や、ドガや母親の回顧展などの開催に関わった。夫との間に3人の子供が生まれ、子供たちの時代に、ジュリーの受け継いだマネやベルト・モリゾの作品などが美術館に寄贈された[3]

1987年には、ジュリー・マネの10代のころの日記が「Growing Up with the Impressionists: The Diary of Julie Manet」のタイトルで出版され、印象派の画家たちの生活や思想を知る資料となった[4]

ジュリー・マネが描かれた作品

参考文献

  1. ^ Daniel, Malcom R; Parry, Eugenia; Reff, Theodore; Bibliothèque nationale de France (Paris); Getty Museum [Los Angeles]; Metropolitan Museum of Art [New York] (1998) (English). Edgar Degas, photographer. New York: Metropolitan Museum of Art. pp. 35. ISBN 978-0-87099-883-6. OCLC 902184033 
  2. ^ Monneret, Sophie (1987) (French). L'Impressionnisme et son époque, Volume 2. Paris: Robert Laffont. p. 788. ISBN 978-2-221-05412-3 
  3. ^ Berthe Morisot: Permanent event at the Musée Marmottan-Claude Monet in Paris, France”. Wall Street International Magazine (2019年1月9日). 2021年3月3日閲覧。
  4. ^ Kline, Nancy (2017年12月8日). “Great Art, Repugnant Politics” (英語). The New York Times. ISSN 0362-4331. https://www.nytimes.com/2017/12/08/books/review/growing-up-with-impressionists-julie-manet-diary.html 2020年3月6日閲覧。 

関連図書

  • Manet, Julie; Rosalind de Boland Roberts; Jane Roberts (1987). Growing Up with the Impressionists: The Diary of Julie Manet. London: Sotheby's Publications. ISBN 0-85667-340-4.
    • 『印象派の人びと ジュリー・マネの日記』(橋本克己訳、中央公論社、1990年)
ロザリンド・ドゥ・ボランド=ロバーツ/ジェーン・ロバーツ編
  • Denvir, Bernard, The Chronicle of Impressionism: An Intimate Diary of the Lives and World of the Great Artists. London: Thames & Hudson, 2000.
  • McCouat, Philip, Julie Manet, Renoir and the Dreyfus Affair, Journal Art in Society
  • Meyers, Jeffrey, Impressionist Quartet: The Intimate Genius of Manet and Morisot, Degas and Cassatt. Orlando: Harcourt, 2005.
  • Thomson, Belinda, Impressionism: Origins, Practice, Reception. The world of art library. London: Thames & Hudson, 2000.



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