Su-27 (航空機)とは? わかりやすく解説

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Su-27 (航空機)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/20 06:22 UTC 版)

Su-27 / Су-27 フランカー


注釈

  1. ^ Su-27には Журавль-30(ジュラーヴリ-30)及び Журавль-К(ジュラーヴリ-K)という名の情報分析通信機器が搭載されており、西側諸国でこれが機体そのものの名称と誤解されて広まった可能性がある。
  2. ^ この方式は、アメリカのF-16戦闘機にも採用されている。
  3. ^ 機首後方に収納する方式から、前脚を後方に3m移動させて、そこを支点に機首前方に収納する方式に変更。
  4. ^ このエアブレーキは主脚の収納扉と兼用で、Su-24 フェンサーMiG-31 フォックスハウンドでも同様の方式が採用されている。
  5. ^ MiG-29 フルクラムと同様の方式であるが、MiG-29の垂直尾翼が6度の外反角を持つ(外側に開いている)のに対して、Su-27の垂直尾翼は垂直に設置(垂直尾翼同士は平行)されているのが特徴。
  6. ^ 機首に搭載されるレーダーの実用化を待つために保管されていたとも伝えられている。
  7. ^ 4重の変換器および信号バスを介して送られており、冗長性が持たれている。
  8. ^ PNK-27飛行および航法装置、S-27火器管制装置、SDU-27飛行操縦装置とリンクしたシステムとなっている。
  9. ^ 当初はドッグファイトにおいてもコブラは有効であると考えられていたが、実際のところコブラは約250 kt(時速460km)程度の低速域でしか行うことが出来ず、コブラを行った後は急激に速度が落ちてしまうため、空戦には不向きであった。ドッグファイトでコブラを使用することはほぼ不可能であり、またそのメリットもない、というのが一般的な評価である。しかし、コブラのような高迎え角の状態で機体を制御できるほどのポスト・ストール性能を持つという事実は、高く評価されている。参考までに、ハリアーも類似の目的の機動が出来る。ドッグファイトで敵機に後尾を取られたとき、ジェット排気口を下に向けて急上昇し、その下を敵機が通過してその後排気口を水平に戻し後尾を取る戦法が有効と言われていた。しかしコブラ同様、速度が著しく低下するため、「仕切り直し」以上の効果はなさそうである(出典-『自衛隊VS米軍・もし戦わば』)。
  10. ^ Su-24フェンサーMiG-31フォックスハウンドのような、「複座型しか存在しない機体」は除く。
  11. ^ 後の派生型では、さらに主翼下の既存のハードポイントより内側(エンジンナセルとの間)に一つずつ追加され、12か所となっている。
  12. ^ それ以前のソ連空軍・防空軍の戦闘機では、機種転換訓練用の複座型は純粋な操縦訓練用と割り切り、レーダーを搭載しないのが一般的であった。例外的に複座型でも単座型とほぼ同等の戦闘能力を持つのは、Su-7/Su-17フィッターSu-25フロッグフットのように「そもそもレーダーを搭載していない」機体だけであった。
  13. ^ 航法装置にソビエト本土以外の地図が用意されていない、無線機のチャンネルセレクタが防空軍の使用周波数以外には対応していない、火器管制装置のモードセレクタに空対空兵装以外の兵装の選択モードがない(搭載そのものは空対空兵装以外も可能)といった差異がある。

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