ジェルトリュード・ダルザスとは? わかりやすく解説

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ジェルトリュード・ダルザス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/19 04:21 UTC 版)

ジェルトリュード・ダルザス
Gertrude d'Alsace

死去 1175/86年
配偶者 サヴォイア伯ウンベルト3世
  ユーグ3世・ドワジーフランス語版
家名 ロレーヌ家
父親 フランドル伯ティエリー・ダルザス
母親 シビーユ・ダンジュー
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ジェルトリュード・ダルザスフランス語:Gertrude d'Alsace[1], 1135年 - 1186年)は、サヴォイア伯ウンベルト3世の妃、のちユーグ3世・ドワジーフランス語版と再婚した。

生涯

ジェルトリュードはフランドル伯ティエリー・ダルザスとその2番目の妃シビーユ・ダンジューの次女として生まれた。正確な生年月日は不明である。

最初の結婚

ジェルトリュードは1155年または1157年にサヴォイア伯ウンベルト3世の2番目の妃となった[2][3]

しかし、2人の間に子供が生まれなかったため結婚は解消された[3][4]。その2年後、ウンベルト3世は家臣から圧力を受け、クレメンティア・フォン・ツェーリンゲンと3度目の結婚をした[3][4]

2度目の結婚

ジェルトリュードはモー子爵ユーグ3世・ドワジーフランス語版と再婚した[5]。この結婚により、ジェルトリュードの兄マチューが死去し、長兄フランドル伯フィリップが庶子ティエリーを除いて他に男子相続人がいないまま死去した場合、ユーグ3世がフランドル伯位の継承者となった。しかしこの結婚は近親婚であったため解消された。フランドル伯フィリップが死去した後、フランドル伯位はジェルトリュードの姉マルグリットが継承した。

ジェルトリュードは1175年ごろにカンブレーの城代(châtelaine)として印章に記されている[6]

晩年

ジェルトリュードは2度目の離婚の後、現在のパ=ド=カレーにあったメシーヌ修道院の修道女となった。没年に関しては諸説あるが、1175年、1182年あるいは1186年とされている[4]

脚注

参考文献

  • Guichenon, Samuel (1660). Histoire généalogique de la royale maison de Savoie 
  • Marchandisse, Alain (1998). La fonction épiscopale à Liège aux xiiie et xive siècles : étude de politologie historique. Genève: Librairie Droz , 595 p.
  • Prieur, Jean; Vulliez, Hyacinthe (1999). Saints et saintes de Savoie. La Fontaine de Siloé , 191 p.
  • Duthillœul, H. R.; Duthillœul, Romain-Hippolyte (1835). Petites histoires des pays de Flandre et d'Artois. Foucart 
  • Bony, Pierre (2002). Un siècle de sceaux figurés, 1135-1235 : le sceau image de la personne en France d'Oïl, Angleterre, Ecosse et pays de Lorraine : essai de classement chronologique des sceaux figurés des rois, seigneurs, femmes, dignitaires et communautés ecclésiastiques. Léopard d'or , 185 p.
  • Palluel-Guillard, André (2005). La maison de Savoie. Editions Le Dauphiné Libéré 



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