サンムラマート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 08:05 UTC 版)
サンムラマート(Shammuramat)は、古代メソポタミア地方の新アッシリア帝国の王シャムシ・アダド5世の王妃であり、紀元前811年 - 808年の摂政である[1]。男性の王しかいなかった新アッシリア帝国において、摂政とはいえ女性が帝国を統治した例は非常に珍しい。ギリシャ神話におけるバビロンの女王セミラミスのモデルとなった人物とされている[2]。
- ^ a b Sammu-ramat(queen of Assyria), Encyclopedia Britannica
(『サンムラマート(アッシリアの女王)』(電子版ブリタニカ百科事典)) - ^ 橋川裕之および村田光司 (2013). “プロコピオス『秘史』──翻訳と註(1)”. 早稲田大学高等研究所紀要 (5): 81-108.
- ^ ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘン(ドイツ)教授
- ^ "Sammu-ramat", Novotny, Jamie, 2002 in "The Prosopography of the Neo-Assyrian Empire 3/1",Baker, Heather D. ed, Helsinki: The Neo-Assyrian Text Corpus Project. 1083-1084
(『新アッシリア帝国の人物研究』(編:ヘザー・ベイカー、新アッシリア文書全集プロジェクト、2002年)に収録されている『サンムラマート』(著:ジェイミー・ノヴォトニー)。リンクのpdfファイルは、ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘン(ドイツ)の大学図書館サイトの提供による。) - ^ a b “Sammu-Ramat and Semiramis: The Inspiration and the Myth”. Ancient History Encyclopedia. 2016年4月13日閲覧。
(『サンムラマートとセミラミス:霊感と神話』、ウェブサイト「古代史百科事典」) - ^ Georges Roux: Ancient Iraq, Penguin Books, London 1992, page 302.
(『古代イラク』(ジョルジュ・ルー、ペンギンブックス 1992年(93年? 第3版。初版は1964年))p.302より) - ^ Georges Roux - Ancient Iraq
(前出『古代イラク』(ジョルジュ・ルー)より)
- 1 サンムラマートとは
- 2 サンムラマートの概要
- 3 脚注
- サンムラマートのページへのリンク