サンフランシスコ市庁舎とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > サンフランシスコ市庁舎の意味・解説 

サンフランシスコ市庁舎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/02 04:58 UTC 版)

サンフランシスコ市庁舎
San Francisco City Hall
概要
建築様式 バロック建築
所在地 アメリカ合衆国 カリフォルニア州 サンフランシスコ
座標 北緯37度46分45秒 西経122度25分09秒 / 北緯37.77919度 西経122.41914度 / 37.77919; -122.41914座標: 北緯37度46分45秒 西経122度25分09秒 / 北緯37.77919度 西経122.41914度 / 37.77919; -122.41914
着工 1913年
完成 1916年
高さ
最頂部 93m
技術的詳細
階数 5階
床面積 46,000㎡
テンプレートを表示

サンフランシスコ市庁舎(サンフランシスコしちょうしゃ)は、アメリカ合衆国サンフランシスコ市郡の庁舎。ダウンタウン南西の「シビックセンター」と呼ばれる官庁街に位置している。

歴史

シビックセンターは1890年代の「都市美運動」の風潮の中で計画された街区である。景観が重視され、建造物は緑地と一体的に整備された。しかし、1899年に完成した旧市庁舎は1906年のサンフランシスコ地震で全壊してしまった[1]。1915年にサンフランシスコ万国博覧会が予定されていたため、直ちに復興計画が策定され新市庁舎建設が準備された。市庁舎の完成は博覧会に間に合わなかったが、市街地の再建は大方完了し「復興」を印象付ける良い機会となった。

1989年、サンノゼ市の南を震源とするロマ・プリータ地震が発生した。この地震により市庁舎は損傷を受けた。地震後、専門家により建物の安全性が調査され、免震装置の設置が必要という結論になった。大型の建造物への免震装置の組み込み(レトロフィット)はあまり前例がなかったが1999年に工事は無事完了した。

建築

市庁舎は幅120m、奥行き83m、ドームはパリのオテル・デ・ザンヴァリッドをモデルとしている。高さは93mでワシントンの連邦議事堂より高い[2]。構造体はアメリカン・ブリッジ社の鉄骨が使われ、外装は州内のマデラ郡の石材、内装はアラバマ州コロラド州バーモント州の石材が使われている。堂々たる建築だが旧市庁舎より一回り小さい。

脚注

  1. ^ San Francisco Attractions: City Hall”. A View on Cities (2009年). 2022年10月16日閲覧。
  2. ^ Gosciniak, Gregor (2005年6月26日). “San Francisco City Hall”. CityMayors. http://citymayors.com/cityhalls/sanfrancisco_cityhall.html 2022年10月17日閲覧。 

関連項目

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、サンフランシスコ市庁舎に関するカテゴリがあります。




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  サンフランシスコ市庁舎のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「サンフランシスコ市庁舎」の関連用語

サンフランシスコ市庁舎のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



サンフランシスコ市庁舎のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのサンフランシスコ市庁舎 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS