コマンドまたはファイル名が違います
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/15 05:23 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動コマンドまたはファイル名が違います(コマンドまたはファイルめいがちがいます、英語: Bad command or file name)とは、MS-DOSやその他のオペレーティングシステムにおけるエラーメッセージである[1]。PC DOSでの日本語表記は「コマンドまたはファイル名が正しくありません」。
入力されたコマンドの最初の単語が解釈できなかったとき、COMMAND.COMはこのエラーメッセージを表示する。MS-DOSではコマンドの最初の単語は、内部コマンドか、実行可能ファイル (.exe, .com) またはバッチファイル (.bat) のファイル名である[2]ので、エラーメッセージが「コマンドまたはファイル名」となっているが、初心者にはわかりづらい。このエラーは単なるタイプミスが原因であることが多いが、コマンドの引数として与えたファイル名が誤っている、もしくはファイルが損傷を受けたかのような印象を与える。そのため、Windows NTでは、意味がはっきりするように以下のように変更された(ここで、"foo"はコマンドの最初の単語である)[3]。
'foo' は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。
'foo' is not recognized as an internal or external command, operable program or batch file
初期のUnixシェルでは、同様の場合に "foo: no such file or directory" というエラーメッセージを表示する。最新のシェルでは "foo: command not found" のように表示する[4][5]。
関連項目
出典
- ^ Jim Cooper, (2002). Using MS-DOS 6.22. Que Publishing. ISBN 9780789725738
- ^ “Instructions:”. MSDN. マイクロソフト. 2015年3月8日閲覧。
- ^ Harry Phillips, Eric Skagerberg, (2002). "New Perspectives on Microsoft Windows 2000 MS-DOS Command Line, Comprehensive, Windows XP Enhanced". Cengage Learning. ISBN 1285963679
- ^ “GNU Project Archives:”. GNU. GNU. 2015年3月8日閲覧。
- ^ “TCSH: MostRecentRelease:”. Ken Greer, Paul Placeway, Christos Zoulas, et al.. tcsh.org. 2015年3月8日閲覧。
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