オルニトミムス
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/09 13:16 UTC 版)
オルニトミムス(Ornithomimus。オルニソミムスの表記も見られる)は、白亜紀後期マーストリヒト期に、現在の北米大陸に生息していた、オルニトミムス属に含まれる非鳥類型獣脚類の恐竜の総称である。学名の意味は「鳥(ornith)に似たもの(mimus)」(中国でも『似鳥龍(スーニャオロン)』と呼ばれる)。一般にダチョウ恐竜とも形容される[1]オルニトミムス科を代表する恐竜で、三本指の脚、細長い腕、長い首、鳥のような頭で特徴付けられる。ダチョウに似た姿で同様に足が速かったとされる[2]。2012年には、カルガリー大学や北海道大学などの研究チームより羽毛を生やしていた可能性が報告された(後述)。[3]
- ^ "オルニトミムス". 日本大百科全書(ニッポニカ). コトバンクより2022年2月7日閲覧。
- ^ "オルニトミムス". デジタル大辞泉. コトバンクより2022年2月7日閲覧。
- ^ a b c Zelenitsky, D. K.; Therrien, F.; Erickson, G. M.; Debuhr, C. L.; Kobayashi, Y.; Eberth, D. A.; Hadfield, F. (2012). “Feathered Non-Avian Dinosaurs from North America Provide Insight into Wing Origins”. Science 338 (6106): 510. doi:10.1126/science.1225376.
- ^ Norell, M.A., Makovicky, P.J., & Currie, P.J. 2001. The beaks of ostrich dinosaurs. Nature 412: 873-874.
- ^ Osborn, H.F. 1917. Skeletal adaptations of Ornitholestes, Struthiomimus, and Tyrannosaurus. Bulletin of the American Museum of Natural History 35: 733–771.
- ^ Weishampel, D.B., Dodson, P., and Osmólska, H. (eds.) (2004). The Dinosauria, Second Edition. Berkeley: University of California Press, 861 pp.
- 1 オルニトミムスとは
- 2 オルニトミムスの概要
- 3 生物学的特徴
- 4 オルニトミムス発見の経緯
- 5 出典・脚注
- コエロサウルスのページへのリンク