ケナは韓国が嫌いで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/24 01:12 UTC 版)
ケナは韓国が嫌いで | |
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한국이 싫어서 | |
原題表記 | |
ハングル | 한국이 싫어서 |
RR式 | Hanguki sileoseo |
英題 | Because I Hate Korea |
各種情報 | |
監督 | チャン・ゴンジェ |
脚本 | チャン・ゴンジェ |
原作 | チャン・ガンミョン 『韓国が嫌いで』 |
製作 | ユン・ヒヨン |
出演者 | コ・アソン チュ・ジョンヒョク |
音楽 | クォン・ヒョンジョン |
撮影 | ナ・ヒソク |
編集 | イ・ヨンジョン |
製作会社 | モクシュラ シネマティック・モーメント インディストーリー サイダス |
配給 | ![]() ![]() |
公開日 | ![]() ![]() ![]() |
上映時間 | 107分 |
製作国 | ![]() |
言語 | 韓国語 |
『ケナは韓国が嫌いで』(ケナはかんこくがきらいで、朝原題:한국이 싫어서)は、2023年公開の韓国映画。
概要
本作品は、韓国の小説家チャン・ガンミョンの2015年の小説『韓国が嫌いで』を原作とし[2]、生きづらさから母国を脱出した韓国人女性が、新天地ニュージーランドで人生を模索するさまを描く。監督は、「第二のホン・サンス」とも「韓国の是枝裕和」とも称されるチャン・ゴンジェが務め、監督のみならず脚本も自ら手掛けた[2]。主人公の韓国人女性ケナ役にコ・アソン、友人ジェイン役にはチュ・ジョンヒョクが起用され、その他の役には、キム・ウギョム、イ・サンヒ、オ・ミンエ、パク・スンヒョンらが配された。
2023年10月4日、第28回釜山国際映画祭の開幕作品として、初めて公開された。その後、2024年8月28日に製作国である韓国で公開され、2025年3月7日に日本で公開された。
あらすじ
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キャスト
- ケナ(계나) - コ・アソン
- 主人公。大学を卒業後、大手金融会社で働く。28歳。
- 恋人のジミョンとは、大学1年生からの付き合いで交際7年となる。
- 韓国社会に生きづらさを感じ、すべてを捨てて、単身でニュージーランドに移住する。
- ジェイン(재인) - チュ・ジョンヒョク
- ケナがニュージーランドで出会った韓国人留学生。ケナの友人になる。
- ジミョン(지명) - キム・ウギョム(김우겸)
- ケナの恋人。優しい性格で、ケナに誠実に接している。
- ミナ(미나) - キム・ジミン(キム・トゥットゥル)(ko)
- ケナの妹。ケナと父母とともに古い団地で一緒に暮らしている。
- ヒョンソ(형서) - a.mond(ko)
- ケナの年下のボーイフレンド。ニュージーランドのアルバイト先で出会う。
- ケナの父親(계나 부) - イ・サンヒ(ko)
- ソウル郊外の古い団地で、妻と娘2人(ケナとミナ)で暮らす。団地は、数年後に建て替えを控えており、新しい住まいを探す必要に迫られている。
- ケナの母親(계나 모) - オ・ミンエ(ko)
- ソウル郊外の古い団地で、夫と娘2人(ケナとミナ)で暮らす。
- 団地は、数年後に建て替えを予定しているため、新居の購入資金として3,000万ウォンの提供をケナに求めるが、断られてしまう。
- パク・キョンユン(박경윤) - パク・スンヒョン(박승현)
- 大学時代の友人。公務員を目指して、就職浪人を続けている。
- キム・テウン(김태은) - キム・ジヨン
- ニュージーランドの仲介業者。韓国人留学生の世話をしている。
- チャ・サンウ(차상우) - パク・ソンイル(ko)
- ニュージーランドの仲介業者キム・テウンの夫。
- エリー(엘리) - Trae TE WIKI
- ニュージーランドでの職場の同僚。他の同僚に注意されたケナを庇ったことをきっかけに友人となる。
- ハジュン(하준) - Euan PARK
- ニュージーランドの仲介業者キム・テウンの息子。韓国語が苦手なため、ケナが家庭教師になる。
- チェ・ボクヒ(채복희) - チョン・イラン(ko)※特別出演[3][4]
- 韓国で著名な「幸福の伝道師」。「明日や1年後、10年後ではなく、今この瞬間にあなたが望む幸せとは何か」という質問を投げかけ、「お金ではなく幸せを追求しよう」という考え方は、ケナに影響を与える。
スタッフ
- 監督:チャン・ゴンジェ
- 脚本:チャン・ゴンジェ
- 原作:チャン・ガンミョン著『韓国が嫌いで』
- 製作:ユン・ヒヨン
- 音楽:クォン・ヒョンジョン
- 撮影:ナ・ヒソク
- 編集:イ・ヨンジョン
- 美術:キム・ソナ
- 衣装、メイクアップ:ユ・ジンダン
- 照明:チョン・セヨン
- 製作会社:モクシュラ、シネマティック・モーメント、インディストーリー、サイダス
- 配給:NKコンテンツ、Dステーション
- 配給(日本):アニモプロデュース
- 日本語字幕:本田恵子
脚注
注釈
出典
- ^ 「ケナは韓国が嫌いで」 映画.com、2025年5月23日閲覧.
- ^ a b 和田隆 「【「ケナは韓国が嫌いで」評論】「グエムル」の天才子役が成長し、韓国社会の若者のリアルを等身大で好演」 映画.com 2025年3月16日付、2025年5月23日閲覧.
- ^ 황소정 「【데일리투데이】고아성 주연 ‘한국이 싫어서’, 원작과 차이점은? - 뉴질랜드부터 ‘계나’의 로맨틱 서사까지!」 데일리투데이 2024年7月15日付、朝鮮語、2025年5月23日閲覧.
- ^ 스포티비뉴스 「'한국이 싫어서' 감독 "정이랑, 약장수 같은 역할 잘 어울릴 것 같아 캐스팅"」 네이트뉴스 2024年8月21日付、朝鮮語、2025年5月23日閲覧.
関連項目
外部リンク
- ケナは韓国が嫌いでのページへのリンク