クズネツォフ NK-56とは? わかりやすく解説

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クズネツォフ NK-56

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/30 13:44 UTC 版)

NK-56(露:НК-56)は、ソビエト連邦N・D・クズネツォフ記念サマーラ科学技術複合がNK-25をベースに[1] 開発していた高バイパス比ターボファンエンジンである。

NK-56は輸送機旅客機用のエンジンとして1979年より開発が開始されたエンジンでIl-96などに搭載することを想定していた。NK-56は1983年5月の段階で3,630時間の試験を消化していたが、同年ソ連航空産業省ロシア語版の干渉によりIl-96のエンジンはソロヴィヨーフD-90(ソロヴィヨーフ PS-90)のみとなることになり、NK-56は開発の中止が命ぜられた[2]

仕様

  • 推力
    • 18,000 kg(離陸時)
    • 3,600 kg(巡航時)
  • バイパス比 5
  • 全圧縮比 23(巡航時25.5)
  • タービン入り口温度 1,571K
  • 燃料消費率 0.58 kg/hr

脚注

  1. ^ «Американцы страшно удивились»: в чём особенности российского лайнера Ил-96 — РТ на русском
  2. ^ ТОТ САМЫЙ "НК" - 2



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