キャサリン・エンゲルハート・アミオットとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > キャサリン・エンゲルハート・アミオットの意味・解説 

キャサリン・エンゲルハート・アミオット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/04 10:23 UTC 版)

キャサリン・エンゲルハート・アミオット
Catherine Engelhart Amyot
自画像
誕生日 (1845-02-06) 1845年2月6日
出生地 デンマーク、コペンハーゲン
死没年 1926年
死没地 フランス、セーヴル
テンプレートを表示

キャティンカ・アミオット(Cathinca Amyot)としても知られる、キャサリン・エンゲルハート・アミオット(Catherine (Cathinca) Caroline Engelhart Amyot、1845年2月6日 - 1926年)は、デンマーク生まれの画家である。ドイツ、フランスで学び、画家として活躍し、1873年にイギリス人医師と結婚しイギリスに住んだ。結婚後に描いた自分の娘がモデルの人物画や風俗画を描いた。

略歴

デンマークのコペンハーゲンで国立銀行の頭取の娘に生まれた。1865年から1866年の間、コペンハーゲンの画家、カール・ブーイ(Carl Bøgh: 1827-1893)から絵を学んだ。先輩のスウェーデンの女性画家ソフィー・リビング(Sofie Ribbing: 1835–1894)に国外留学について相談して[1]、1867年に短期間、ブリュッセルに滞在した後、デュッセルドルフに移った。1874年までバンジャマン・ヴォーティエヴィルヘルム・ゾーンに学んだ。ヴィルヘルム・ゾーンの家でゾーンの妻と過ごすこともあった[2]

1875年にスウェーデン王オスカル2世の依頼でナポレオン戦争で活躍したカール14世ヨハンの肖像画を描くためにストックホルムに滞在した[3]

1876年にはパリのウィリアム・アドルフ・ブグローのもとでも修行した[4]。1878年にパリでイギリス人医師のトーマス・アミオット(Thomas Amyot: 1850–1903)と結婚し、イギリス、ノーフォークのディス(Diss)に移った。1882年までに3人の子供が生まれ、1882年からは家族でロンドンに移った。画家の仕事を続け、パリのサロンや、イギリスの展覧会に出展した。ロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・アーツの展覧会には1879年から1890年の間、出展した。

1903年に夫が亡くなった後についてはほとんど知られていないが、1926年にパリ南西部のセーヴルで亡くなった。

結婚後は女性の肖像画、特に自分の娘をモデルにした作品などを描いた。

作品

脚注

  1. ^ Cathinca Amyot: In Search Of My „Goddess.“ In: The Wide World Magazine, 1899, S. 517 ff. – Internet Archive Cathinca Engelhart berichtet über ihren Besuch auf Schloss Christiansborg, Kopenhagen, Dänemark.
  2. ^ Engelhard, Malerin, Klosterstraße 23, Adreßbuch der Oberbürgermeisterei Düsseldorf für 1872.
  3. ^ Caroline Cathinca Engelhart: The Portrait of King Carl Johan, in The Royal House of Norway.
  4. ^ Kindle版:ASIN 33.

参考文献

  • Leo Swane: Engelhart, Cathinca. In: Ulrich Thieme (Hrsg.): Allgemeines Lexikon der Bildenden Künstler von der Antike bis zur Gegenwart. Begründet von Ulrich Thieme und Felix Becker. Band 10: Dubolon–Erlwein. E. A. Seemann, Leipzig 1914, S. 536 (Textarchiv – Internet Archive).
  • Engelhart, Cathinca (Caroline Catherina; verh. Amyot). In: Allgemeines Künstlerlexikon. Die Bildenden Künstler aller Zeiten und Völker (AKL). Band 33, Saur, München u. a. 2002, ISBN 3-598-22773-6, S. 41.



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  キャサリン・エンゲルハート・アミオットのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「キャサリン・エンゲルハート・アミオット」の関連用語

1
50% |||||

キャサリン・エンゲルハート・アミオットのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



キャサリン・エンゲルハート・アミオットのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのキャサリン・エンゲルハート・アミオット (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS