キム・ウィロビーとは? わかりやすく解説

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キム・ウィロビー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/23 13:44 UTC 版)

キム・ウィロビー
Kim Willoughby
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
生年月日 (1980-11-07) 1980年11月7日(44歳)
出身地 ルイジアナ州ホウマ
ラテン文字 Kim Willoughby
身長 180cm
体重 75kg
選手情報
ポジション OH
利き手
スパイク 315cm
ブロック 300cm
獲得メダル
アメリカ合衆国
オリンピック
北京 2008 女子バレーボール
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キム・ウィロビー(Kim Marie Willoughby, 1980年11月7日 - )は、アメリカ合衆国の元女子バレーボール選手。

2007年からイタリアのセリエA・Familia Chieriでプロ選手となり、2008年4月にアメリカ合衆国代表入り[1]。同年夏の北京オリンピックでは銀メダルに輝いた。シリオ・ペルージャ在籍中の2008/09シーズンには、欧州チャンピオンズリーグにおいて銅メダリストとなり、自らもベストレシーバー賞に輝いた。

来歴

ルイジアナ州テレボーン郡ホウマ生まれで、同州アサンプション郡ナポレオンビル育ち。Assumption高校(英語版)在学時にはバレーボールだけでなく、陸上競技バスケットボールでも才を発揮した。高校バレーボール部は3年連続でルイジアナ州選手権で優勝し、ウィロビーは年間優秀選手に選出されている。同時に全米高校ベスト6(First Team All-American)にも選出されている。

幼年期に実母が交通事故に遭い下半身不随となった。更なる悲劇が襲う。ボーイフレンドが他人と口論の末、射殺されたのである。後にウィロビーは「あの頃は心が荒んで、よくキレて喧嘩ばかりしていた」と認めている[2]

同じバレーボール選手で、北京オリンピックアメリカ合衆国代表のチームメイトでもあったダニエル・スコット=アルーダはウィロビーの三従兄弟(又従兄弟の子同士)である[3]

法的トラブル

2006年12月にその事件は起こった。ホノルルカカアコにあるカフェで、ウィロビーがある女性に暴行を加えたと伝えられた。被害者は鼻の骨を折るなどの重傷であった[4]。ウィロビーは正当防衛を主張したが、検察官は認めず、司法取引で50000ドルの保釈金と5年間の保護観察処分となった[4]

2012年1月、保護観察処分が早期解除されたウィロビーは故郷であるルイジアナ州に戻った[5]

ドーピング

2009年4月、ウィロビーは試合後の尿検査でナンドロロンの陽性反応が検出された。同年9月11日、イタリアオリンピック委員会は2011年7月10日までの2年間、ウィロビーを出場停止処分に科したと発表した[6]

出場停止処分が明けプエルトリコで2シーズンプレーした後、2013/14シーズンからアゼルバイジャンイトゥサチ・バクーに移籍し、ヨーロッパ球界への復帰を果たした[7]

大学

ハワイ大学在学中にウィロビーはNCAA受賞者に三度選出され、2003年には年間優秀選手に選出されている[8][リンク切れ]。この年、ウィロビーは1試合あたり6.60本のアタックを決め、全米ランキング2位となった。

所属チーム

  • ハワイ大学(-2003年)
  • Caguas(2003-2005年)
  • CAVムルシア2005(2005-2006年)
  • Santeramo Sport(2006-2007年)
  • Chieri(2007-2008年)
  • シリオ・ペルージャ(2008-2009年)
  • (この間、ドーピング違反による出場停止)
  • Valencianas de Juncos(2011-2012年)
  • Pinkin de Corozal(2012-2013年)
  • イトゥサチ・バクー(2013-2014年)
  • Orientales de Humacao(2014年)
  • Indias de Mayagüez(2014-2017年)

球歴

受賞歴

個人

学生時代

  • NCAA オールアメリカン(ファーストチーム) - 2001年、2002年、2003年
  • 2003年 - NCAA 年間全米優秀選手(National Player of the Year )
  • WAC 年間優秀選手(Player of the Year) 2001年、2002年、2003年[9]
  • 2000年 WAC 年間優秀新人(Co-Freshman of the Year)

脚注

  1. ^ Kim Willoughby added to U.S. National Team[リンク切れ]
  2. ^ Growing Pains: NBC Olympic bio[リンク切れ]
  3. ^ Germain, Brent (2008年7月18日). “Assumption's Willoughby heading to Olympics”. The Daily Comet. 2008年8月2日閲覧。
  4. ^ a b staradvertiser.com. “UH volleyball great Willoughby released from probation”. 2014年7月9日閲覧。
  5. ^ staradvertiser. “Former UH volleyball star gets off probation early”. 2014年7月3日閲覧。
  6. ^ (September 11, 2009) "Volleyball Olympian Willoughby suspended for two years for doping". Star Bulletin. Retrieved on September 11, 2009.[リンク切れ]
  7. ^ VOLLEYWOOD. “The Return of Kim Willoughby”. 2014年8月27日閲覧。
  8. ^ Hawaii's Kim Willoughby selected as 2003 AVCA National Player of the Year
  9. ^ http://www.wacsports.com/ViewArticle.dbml?PRINTABLE_PAGE=YES&SPSID=45979&ATCLID=574545&SPID=4125&DB_OEM_ID=10100

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