カロー・ド・ロズモンとは? わかりやすく解説

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カロー・ド・ロズモン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 05:05 UTC 版)

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カロー・ド・ロズモン
Carraux de Rosemond
ラビーユ=ギアールの『弟子2人といる自画像』の細部、左の人物がカロー・ド・ロズモン[1]
生誕 1765年9月12日
スイス、Collombey-Muraz
死没 1788年11月12日
フランス王国パリ
ラビーユ=ギアール作『弟子2人といる自画像』

マリー=マルグリット・カロー・ド・ロズモン(Marie-Marguerite Carraux de Rosemond、1765年9月12日 - 1788年11月12日)はスイス生まれの画家である。パリで活動し、女性画家、アデライド・ラビーユ=ギアールの『弟子2人といる自画像』(ニューヨーク、メトロポリタン美術館蔵)の弟子の一人として描かれた。

略歴

スイス、ヴァレー州のコロンベ=ミュラーズに生まれた。アデライド・ラビーユ=ギアール(1749年-1803年)の9人の女性の弟子の一人となった。1873年に開かれた「若者展(Exposition de la Jeunesse)」に出展し、批評家に好評を得た[2]。その美貌で知られ、ラビーユ=ギアールが1785年のパリのサロンに出展した『弟子2人といる自画像』に、もう一人の弟子、マリー=ガブリエル・カペ(1761年-1818年)とともに描かれることになった[3]。この作品のために2人の肖像をえがいたラビーユ=ギアールの素描もメトロポリタン美術館に収蔵されている[4]

1786年にラビーユ=ギアールのアトリエを訪れたアメリカの画家、ジョン・トランブルのペン画の一部にカロー・ド・ロズモンを描いたとされる[2],[5]

1788年1月に版画家シャルル=クレマン・ベルヴィック(Charles-Clément Bervic: 1756-1822)と結婚し、息子が生まれたが、1788年の11月に、ベルヴィックが部屋を与えられていたルーブル宮殿で23歳で亡くなった[2]

参考文献

  1. ^ Laura Auricchio, « Self-Promotion in Adélaïde Labille-Guiard's 1785 Self-Portrait with Two Students », Art Bulletin, vol. 89, no 1, mars 2007, p. 49 (ISSN 0004-3079
  2. ^ a b c Neil Jeffares, « CARREAUX DE ROSEMOND, Marie-Marguerite, Mme Jean-Guillaume Bervic » , sur Dictionary of pastellists before 1800 - Online Edition
  3. ^ Laura Auricchio, Adélaïde Labille-Guiard: Artist in the Age of Revolution, Getty Publications, 2009, p. 42.
  4. ^ « Marie Gabrielle Capet and Marie Marguerite Carreaux de Rosemond » notice de l'oeuvre, sur Metropolitan Museum of Art (consulté le 19 janvier 2019)
  5. ^ « Madonna and Child with Saints Joseph and John » [archive], notice d'oeuvre, sur Fordham University Libraries Digital Collections (consulté en 24 juin 2017 et 24 février 2019).



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