オーランチオキトリウム
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オーランチオキトリウム(学名:Aurantiochytrium)とは、水中の有機物上に、小さな細胞集団を作る微生物。無色ストラメノパイルであるラビリンチュラの1種である。炭化水素を高効率で生成・蓄積する株が日本の研究者によって発見され、石油の代替燃料を生産できる「石油を作る藻類」として注目されていた[1][2][3]。 2018年7月、コスト削減が進まず、実用化のための研究開発が断念された[4]。
- ^ a b c “生産能力10倍 「石油」つくる藻類、日本で有望株発見”. 朝日新聞. (2010年12月15日) 2010年12月15日閲覧。
- ^ 効率よく「石油」作る藻、筑波大発見 代替燃料に期待、生産コスト1リットル50円程度
- ^ a b “石油を作る藻類、生産効率10倍 筑波大が沖縄近海で発見”. 日本経済新聞. (2010年12月14日) 2010年12月15日閲覧。
- ^ a b “藻類から石油の回収研究、大幅見直し コスト減進まず 民間参画、農業用に重点”. 2018年8月13日閲覧。
- ^ a b c d 新しいエネルギー 藻類バイオマス p145
- ^ 新しいエネルギー 藻類バイオマス p146
- ^ a b Yokoyama and Honda 2007, p203
- ^ Yokoyama and Honda 2007, p203, "Etymology"
- ^ a b たかじんのそこまで言って委員会 2011年6月12日
- ^ “A highly squalene-accumulating strain of thraustochytrid Aurantiochytrium sp.” in Asia Oceania Algae Innovation Summit PDF
- ^ 石油作る藻 仙台市、筑波大・東北大と研究着手へ
- ^ 石油作る藻 仙台市内に実証施設 設置へ市も協力
- ^ 「藻から石油」仙台で実証=実験用施設、年内にも-筑波大
- ^ 世界初、藻の油70%混ぜ車走行に成功[リンク切れ]
- ^ “藻が石油成分つくる!? 仙台市が下水利用の研究施設”. 朝日新聞. (2013年4月29日) 2013年5月4日閲覧。
- ^ “藻類利用、生活排水から油 仙台市に研究施設開所”. 産経新聞. (2013年5月4日) 2013年5月4日閲覧。
- ^ a b 仙台市役所>トップページ>市長室へようこそ>106万市民のみなさまへ(一覧)>走り出した夢のプロジェクト -藻から次世代エネルギーが生まれる-(106万市民のみなさまへ)
- ^ a b Yokoyama and Honda 2007
- ^ a b c 新しいエネルギー 藻類バイオマス p147
- ^ Kaya et al. 2011
- ^ 菌類・細菌・ウイルスの多様性と系統 p188
- ^ 原生動物図鑑 p448
- ^ 原生動物図鑑 p449
- ^ 新しいエネルギー 藻類バイオマス p145
- 1 オーランチオキトリウムとは
- 2 オーランチオキトリウムの概要
- 3 参考文献
- 4 関連項目
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