オノレ4世_(モナコ公)とは? わかりやすく解説

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オノレ4世 (モナコ公)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/03 17:01 UTC 版)

オノレ4世
Honoré IV
モナコ公
在位 1814年 - 1819年

出生 (1758-05-17) 1758年5月17日
フランス王国パリ
死去 (1819-02-16) 1819年2月16日(60歳没)
フランス王国、パリ
配偶者 マザラン女公及びラ・メユレ女公ルイーズ・ドーモン
子女 オノレ5世
フロレスタン
家名 グリマルディ家
父親 モナコ公オノレ3世
母親 マリー・カトリーヌ・ブリニョール
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オノレ4世の横顔の素描、フレデリック=クリストフ・ドゥーデトーフランス語版画、1808年

オノレ4世Honoré IV, 1758年5月17日 - 1819年2月16日)は、モナコ[1](在位:1814年 - 1819年)。

生涯

モナコ公オノレ3世マリー・カトリーヌ・ブリニョールの間の長男として、1758年5月17日に生まれた[2]。誕生時よりモナコ公世子だったが、モナコは1793年2月14日フランスに併合された[3]。弟ジョゼフヴァンデの反乱に加担していた[4]ことが原因となり、反革命容疑者法に基づき父、妻及び義妹マリー・テレーズと共に逮捕され、1794年の恐怖政治の終了まで収監されていた。1795年父が死ぬと、名目的にモナコ公位を引き継いだ。

1814年5月30日のパリ条約でフランスが1792年以降に併合した全領土を放棄したのに伴いモナコ公国は復活した。しかしオノレ4世は恐怖政治下での監獄生活のために健康を著しく損なっており、摂政による統治代行が必要となった。始めは弟ジョゼフが、1815年からは長男の公世子オノレ(5世)が務めた[5]

1777年7月15日、マザラン女公ルイーズ・ドーモンと結婚し、間に2人の息子を儲けたが[2]、夫婦関係は不幸で、すぐに別居した。2人は1798年正式に離婚した。息子は以下の2人である。

1819年2月16日に死去、長男オノレ=ガブリエルがオノレ5世としてモナコ公位を継いだ[2]

出典

  1. ^ モナコ公国(Principality of Monaco) 基礎データ”. 日本国外務省 Ministry of Foreign Affairs of Japan. 2020年2月10日閲覧。
  2. ^ a b c d e Edwards, Anne (2017) [1992]. "Tableau Genealogique de la Famille Grimaldi". The Grimaldis of Monaco (英語). Guilford, Connecticut: Lyons Press. p. 348. ISBN 0-688-08837-6
  3. ^ オリヴィエ・ブランフランス語版(著)・小宮正弘(訳)『一五〇通の最後の手紙 フランス革命の断頭台から』朝日新聞社、1989年、P129。
  4. ^ ブラン、P130。
  5. ^ de la Canorgue, Victor (1851). Les règnes d'Honoré V et de Florestan I, princes de Monaco (フランス語) (Digital ed.). University of Lausanne.

外部リンク

爵位・家督
空位
フランスによる占領
最後の在位者
オノレ3世
モナコ公
1814年 – 1819年
次代
オノレ5世



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