エドワード・ベネット・ローザ
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エドワード・ベネット・ローザ(Edward Bennett Rosa、1873年10月4日 - 1921年5月17日)は、アメリカ合衆国の物理学者であり、測定科学を専門とする。
1886年にウェズリアン大学でB.S.を取得し、ロードアイランド州プロビデンスの学校で物理学を教えた。その後、ジョンズホプキン大学で物理学を学び、ヘンリー・ローランドの下でThe Specific Inductive Capacity of Electrolytesというタイトルの論文を書いて、1891年にPh.D.を取得した[1]。1890年にウィスコンシン大学マディソン校に短期滞在した後、1891年から1901年までウェズリアン大学の物理学教授を務め、そこでウィルバー・オリン・アトウォーターとともに、エネルギー保存の法則を確認し、様々な食品のカロリーを計算できる呼吸熱量計を開発した[2]。彼はまた、交流電流用の半導体カーブトレーサーも作った。1901年には国立標準局の電気研究部門長に迎えられ、ノア・アーネスト・ドーシー、フレデリック・グローバーとともに様々な測定装置を開発した。また、ジョージ・ウッド・ヴァイナルとともに、銀製の電量計を元に電流計を開発した[3]。また彼は、米国電気工事規程を定める安全コード部門の長も務めた[4]。ローザは、仕事中に亡くなった。
受賞等
- フランクリン協会のエリオット・クレッソン・メダル(1898年) - 呼吸熱量計の開発に対して
- アメリカ電気学会及びアメリカ物理学会フェロー
- 米国科学アカデミー 選出(1913年)
- アメリカ国立標準技術研究所がE.B.ローザ賞を創設[5]
出典
- ^ エドワード・ベネット・ローザ - Mathematics Genealogy Project
- ^ Atwater-Benedict-Rosa calorimeter
- ^ E. B. Rosa and G. W. Vinal (January 1917). “The Silver Voltameter as an International Standard for the Measurement of Electric Current”. Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America 3 (1): 59–64. Bibcode: 1917PNAS....3...59R. doi:10.1073/pnas.3.1.59. PMC 1091173. PMID 16586688 .
- ^ biography
- ^ E. B. Award
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