エドマンド・ド・スタッフォード_(初代スタッフォード男爵)とは? わかりやすく解説

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エドマンド・ド・スタッフォード (初代スタッフォード男爵)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/13 14:24 UTC 版)

エドマンド・ド・スタッフォード
Edmund de Stafford
初代スタッフォード男爵
初代スタッフォード男爵エドマンド・ド・スタッフォードの紋章:金地に赤のシェブロン[1]
在位 1299年 - 1308年

出生 1272/3年
イングランド王国スタッフォードシャー、クリフトン
死去 1308年
イングランド王国スタッフォード
埋葬 イングランド王国スタッフォード、フランシスコ会修道院
配偶者 マーガレット・バセット
子女 ラルフ
リチャード
家名 スタッフォード家
父親 ニコラス2世・ド・スタッフォード
母親 エレノア・ド・クリントン
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初代スタッフォード男爵エドマンド・ド・スタッフォード(Edmund Stafford, 1st Baron Stafford, 1272/3年 - 1308年)は、ニコラス・ド・スタッフォードの息子。1299年2月6日にエドワード1世の令状によって議会に召集された。1301年に教皇ボニファティウス8世に宛てた貴族の書簡に署名した。

出自

スタッフォード家はドゥームズデイの調査で初めて確認され、ロバート・ド・スタッフォードはおよそ131の領地を所有していた。その中には、スタッフォード城の城主でもあったことが記されており、これが姓の由来となったと考えられている。その後200年間、以下のスタッフォード家の成員が領地を相続した[2][3]

  • ニコラス・ド・スタッフォード - スタッフォードシャーの長官、モードと結婚。
  • ロバート・ド・スタッフォード(1176年頃没) - ニコラスの息子。スタッフォードシャーの長官を務め、エルサレムへの巡礼も行った。アナスタシアと結婚した。
  • ロバート・ド・スタッフォード - ロバートの息子。子孫を残さずに亡くなり、妹のミリセントが跡を継いだ。
  • ミリセント・ド・スタッフォード - ハーヴェイ・バゴットと結婚し、バゴットは妻の相続のために王室に3マークを納めた。息子で相続人のハーヴェイは母方の姓を継いだ。
  • ハーヴェイ・ド・スタッフォード(1237年没) - リンカーンシャーのビサム城包囲戦でヘンリー3世と共に戦った。第4代ダービー伯ウィリアム・ド・フェラーズの妹パトロニル(ペトロネラ)と結婚した。
  • ハーヴェイ・ド・スタッフォード - 1241年に嗣子を残さずに亡くなり、弟が後を継いだ。
  • ロバート・ド・スタッフォード(1282年没) - ヘンリー3世に領地の馬具代として100ポンドを支払わなければならなかった。ガスコーニュとウェールズの戦争に従軍した。コーズのトーマス・コーベットの娘で相続人であるアリス・コーベットと結婚した。
  • ニコラス・ド・スタッフォード - ウェールズとの戦争で活躍し、1287年にドリスリン城で戦死した。最初にアン・ド・ラングレーと結婚し、その後エレノア・ド・クリントンと結婚して嗣子を残した。

初代男爵

エドマンドは1272年、スタッフォードシャーのクリフトンに生まれた。1287年に父が亡くなると領地を相続し、エドワード1世とのスコットランド戦争で功績を挙げた。1299年2月6日には令状によって議会に召集され、その後終身で召集された。

エドマンドは1298年より前に、ドレイトンのバセット卿ラルフ・バセットとハワイズの娘、マーガレット・バセットと結婚した。2人の間には以下の子女が生まれた[2]

  • ラルフ(1301年 - 1372年) - 第2代スタッフォード男爵、のち初代スタッフォード伯
  • リチャード(1380年没) - サー・リチャード・ド・ヴァーノンとモード・ド・カンヴィルの娘で相続人であるイザベル・ド・ヴァーノンと結婚した[4]。エドワード3世のフランス戦争に従軍し、ガスコーニュのセネシャルにも任命された。エドワード3世から議会に召集され、1379年まで定期的に議会に参加した。1371年1月8日、召喚令状により初代クリフトンのスタッフォード男爵に叙せられた。

エドマンドは1308年8月12日にスタッフォードで亡くなり、スタッフォードのフランシスコ会修道院に埋葬された。

脚注

  1. ^ Foster, Joseph (1994). The Dictionary of Heraldry. Feudal coats of arms and pedigrees. London: Studio Editions. p.182.
  2. ^ a b A general and heraldic dictionary of the peerages of England, Ireland and Scotland, extinct, dormant and in abeyance by John Burke. Publisher Henry Colburn and Richard Bentley, 1831. p. 491. From Google books, checked 24 January 2010.
  3. ^ A survey of Staffordshire, containing the antiquities of that county; by Sampson Erdeswicke and Thomasharwood, published JB Nichols and Son, 1820.
  4. ^ Douglas Richardson, Magna Carta Ancestry, 2nd Edition, Vol. I, p. 18.
イングランドの爵位
爵位創設 スタッフォード男爵
第1期
1299年 - 1308年
次代
ラルフ・ド・スタッフォード



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