エッシャー美術館とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > エッシャー美術館の意味・解説 

エッシャー美術館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/09 11:53 UTC 版)

エッシャー美術館
Escher in Het Paleis
エッシャー美術館
施設情報
専門分野 マウリッツ・エッシャー作品専門の美術館
来館者数 150,000人
館長 Benno Tempel
学芸員 Judith Kadee
開館 2002年11月15日
所在地 オランダ ハーグ
位置 北緯52度05分00秒 東経4度18分52秒 / 北緯52.083333度 東経4.314444度 / 52.083333; 4.314444
外部リンク www.escherinhetpaleis.nl
プロジェクト:GLAM
テンプレートを表示

エッセル・イン・ヘット・パレイスオランダ語: Escher in Het Paleis)またはエッシャー美術館(エッシャーびじゅつかん)は、オランダハーグにある美術館であり、オランダの画家マウリッツ・エッシャーの作品に特化している。ランゲ・フォールハウト宮殿英語版の中に2002年11月に開館した。館名は「宮殿の中のエッシャー」の意味である。

歴史

この美術館は、18世紀に建てられたランゲ・フォールハウト宮殿の中にある。1896年、前国王ウィレム3世の妃エンマがこの邸宅を購入し、1901年3月から1934年3月まで冬の宮殿として使用した。その後はウィルヘルミナユリアナベアトリクスの歴代女王がオフィスとして使用した。ベアトリクスは、1984年にノールドアインデ宮殿英語版にオフィスを移し、1991年にハーグ市に対して文化活動に使用することを条件にこの建物を売却した。現在も1階と2階には、王宮として使われていた頃の様子を紹介する展示がある。この建物では、オーギュスト・ロダンフリーダ・カーロ、ベネチアガラスの展覧会が開催された後、2002年11月からはエッシャーの作品の常設展示を行っている。

収蔵品

エッシャーの木版画やリトグラフを多数常設展示している。その中でも著名な作品は、 『空と水I英語版』『物見の塔』『』『描く手』である。

3階は「錯視の部屋」と呼ばれ、大人が子供より小さく見える「エッシャーの部屋」のほか、複数のインタラクティブな展示がある。

収蔵している版画作品は、エッシャーの手によるオリジナルの作品であると表示されていたが、2015年に、オリジナルの作品をスキャンして、当時エッシャーが使用していたのと同じ種類の紙に印刷したレプリカであることが判明した[1][2]

内装

館内の各部屋には、ロッテルダムのアーティスト、ハンス・ファン・ベンテムオランダ語版が制作した15個のシャンデリアが設置されている。これらは、エッシャーの作品やこの建物にちなんでファン・ベンテムがデザインした物である。

寄木細工の床は、ハーグ市に売却され美術品の展示施設に改装された際に、アメリカのミニマルアーティスト、ドナルド・ジャッドによってデザインされたものである。

脚注

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  エッシャー美術館のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「エッシャー美術館」の関連用語

エッシャー美術館のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



エッシャー美術館のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのエッシャー美術館 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS