エウポリオーン
エウポリオーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 18:05 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動エウポリオーン(古希: Εὐφορίων, Euphoriōn)は、ギリシア神話の人物である。アキレウスとヘレネーの有翼の子[1][2][3]。長母音を省略してエウポリオンとも表記される。アキレウスは死後、幸福の島でヘレネーと暮らし、2人の間に翼を持った息子エウポリオーンが生まれた。美しく育ったエウポリオーンにゼウスが恋をしたが、しかしエウポリオーンはゼウスを拒み、空を飛んで逃げたため、怒ったゼウスは彼を追いかけ、メロス島で雷を投げつけた。エウポリオーンは島に落下し、大地に叩きつけられて死んだ。メロス島のニュムペーたちはエウポリオーンを埋葬したが、ゼウスは彼女たちに対しても怒り、カエルに変えてしまった[1][3]。
脚注
参考文献
- Pierre Grimal, The Dictionary of Classical Mythology. Blackwell Publishers, 1986.
- 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』、岩波書店(1960年)
外部リンク
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