エウスタキウス (解剖学者)とは? わかりやすく解説

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エウスタキウス (解剖学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/15 09:46 UTC 版)

Eustachius
著書の扉

エウスタキウスラテン語:Eustachius、イタリア語:Bartolomeo Eustachi(バルトロメオ・エウスタキ)、1500年か1514年 – 1574年8月27日)は、16世紀のイタリアの解剖学者、医師。アンドレアス・ヴェサリウスと同時代人で、解剖学のパイオニアの1人である。1564年の『解剖学小論』などで知られる。

サン・セヴェリーノ・マルケの出身である。1549年からローマで解剖学の教授となった。1552年に47枚の銅版画からなる解剖図を製作し、その一部をつけて、『解剖学小論』を出版した。銅版画を用いた解剖図の最初期のものであった。腎臓、聴覚器、静脈、歯についての小論を発表している。すべての解剖図が出版されたのは1714年で、ジョバンニ・ランチシ(Giovanni Maria Lancisi)によって『エウスタキウス解剖学図譜』として出版され、その後も何度か出版された[1]

中耳と咽頭をつなぐ耳管(英語:Eustachian tube)や下大静脈弁(ユースタキオ弁)に名前が残されている。

参考文献

  1. ^ 『人体観の歴史』 坂井建雄(著)岩波書店
  • Choulant, L. History and bibliography of anatomic illustration. Trans. and annotated by Mortimer Frank. (New York: Hafner, 1962). pp. 200–204.
  • Dizionario biografico degli italiani. (Roma: Istituto della Enciclopedia Italiana, 1960- ). Vol. 43, pp. 531–536.
  • Roberts, K. B. "Eustachius and his anatomical plates." Newsletter of the Canadian Society for the History of Medicine, (1979) Apr.: 9-13.



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