イングリート・ノルとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > イングリート・ノルの意味・解説 

イングリート・ノル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/10/30 07:37 UTC 版)

イングリート・ノル
(Ingrid Noll)
フランクフルトにて(2010年)
誕生 1935年9月29日(77歳)
上海
職業 小説家
言語 ドイツ語
国籍 ドイツ
活動期間 1991年 -
ジャンル 推理小説
主な受賞歴 グラウザー賞(1994)
グラウザー名誉賞(2005)
処女作 『特技は殺人』 (1991)
子供 Biber Gullatz(映画音楽作曲家)
親族 甥:Kai Noll(俳優)
ウィキポータル 文学
テンプレートを表示

イングリート・ノル(Ingrid Noll、1935年9月29日 - )は、ドイツ小説家推理作家。女性。上海生まれ。ドイツ南部のヴァインハイム在住。

1991年、55歳で推理作家デビューし、ベストセラーを連発。ドイツ・ミステリ界への貢献が評価され、2005年にドイツ語圏の推理作家協会「シンジケート」からグラウザー名誉賞が贈られた。

目次

略歴

父が南京で医師をしており、1949年にドイツに戻るまでは学校にも行かず両親から教育を受けた。ボン大学ではドイツ文学と美術史を学んだ。

結婚し主婦として生活していた1991年、『特技は殺人』(原題『雄鶏は死んだ』 Der Hahn ist tot)を発表し55歳で小説家デビュー。このデビュー作は発売してすぐにベストセラーとなり、続いて1993年に発表した第二作『わたしの愛した男たちの首』(未訳 Die Häupter meiner Lieben)ではドイツ語圏の年間最優秀の長編ミステリに与えられるフリードリヒ・グラウザー賞を受賞した。1994年発表の第三作『女薬剤師』はドイツの週刊誌『シュピーゲル』のベストセラーランキングに77週間連続でランクインし、1997年には映画化もされた。

2005年にはグラウザー名誉賞を受賞。その後も新作を発表し続けている。

日本語訳作品

  • 女薬剤師 (訳:平野卿子、1996年9月、集英社ISBN 4087732576)(Die Apothekerin (1994))
  • 特技は殺人 (訳:平野卿子、2000年7月、集英社、ISBN 4087603806)(Der Hahn ist tot (1991)) - デビュー作

参考文献

  • イングリート・ノル『女薬剤師』(1996年9月、集英社) 訳者あとがき(平野卿子)

未訳作品の日本語タイトルは上記の文献に従った。

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「イングリート・ノル」の関連用語

イングリート・ノルのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



イングリート・ノルのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのイングリート・ノル (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS