イギルウとは? わかりやすく解説

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イ・ギルウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/24 03:41 UTC 版)

イ・ギルウ
基本情報
本名 イ・ギルウ
国籍 韓国
生年月日 (1983-02-19) 1983年2月19日(42歳)
出身地 ソウル
所属 チームボッセ
身長 174 cm
体重 65.77 kg
階級 フェザー級
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イ・ギルウ(Kil Woo Lee、1993年2月19日 - )は、韓国男性総合格闘家ソウル出身。チームボッセ所属。元ROAD FCフェザー級王者。

来歴

1. 幼少期からの難病との闘い

  • 生まれつき 気道(後頭部)に腫瘍があり、25回にも及ぶ手術を受けていた。これにより十分な呼吸が難しく、格闘技選手としては重大なハンディキャップだった。

2. 格闘技への転向とプロデビュー

  • もともとは趣味で武術を学んでいたことがきっかけで、ボクシングやキックボクシングを習い始め、才能が開花した。
  • 2009年ごろからチームに参加し、2010年7月、SRCアジア Vol.1でプロデビュー戦。相手を1ラウンド・10秒のKO勝ち。

3. ロードFCでのリザーブマッチからチャンピオンへ

  • 悪戦苦闘が続いたが、2013年4月に1年9ヶ月ぶりにロードFCに復帰。出場予定の選手の代替としてトーナメントに参加し、リザーブマッチ》準優勝を経て決勝進出し、タイトルに挑戦した。
  • **同年6月22日・ロードFC 12大会(チャンピオン決定戦)**では、相手のソン・ミンジョン(송민종)に判定で勝利し、バンタム級王者に輝いた。

5. 現在の活動

  • チャンピオンとなった後は、韓国・ソウルの홍대입구(弘大入口)近くにある道場「사비MMA」を設立し、コーチとして後進の指導にあたっている

人物

イ・ギルウ選手は、幼少期から喉にポリープが繰り返しできる難病と戦いながら、総合格闘技の道を歩んいた。そのため、試合間隔が空くこともあったが、持ち前の精神力と努力で数々の試合を戦い抜いた。また、ソウルのホンデ地区にあるジム「Ssabi MMA」を共同運営し、韓国MMA界の発展にも貢献している

戦績

プロ総合格闘技

総合格闘技 戦績
11 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
5 2 0 3 0 0 0
6 2 2 2 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
朝倉未来 5分3R終了 判定3-0 ROAD FC 043 2017年10月28日
× イ・ユンジュン 1R 3:40 KO(右ハイキック→パウンド) ROAD FC 020 2014年12月14日
ソン・ミンジョン 5分3R終了 判定3-0 ROAD FC 012
【ROAD FCフェザー級タイトルマッチ】
2013年6月22日
ムン・ジェフン 1R 2:32 TKO(パウンド) ROAD FC 011 2013年4月13日
チョン・ギホン 5分2R終了 判定3-0 ROAD FC 011 2013年4月13日
× 釜谷真 5分3R終了 判定0-3 DEEP OSAKA IMPACT 2012 2012年9月29日
× カン・ギョンホ 1R 0:52 TKO(コーナーストップ) ROAD FC 3: Explosion 2011年7月24日
× ミン・ジョンソン 5分3R終了 判定0-3 KF-1 MMA Warld Competition 2011年4月30日
× 石渡伸太郎 1R 2:20 フロントチョーク SRC14
【バンタム級ASIAトーナメント2010 2回戦】
2010年8月22日
種市彩人 1R 0:10 KO(パンチ) SRC Asia vol.1
【バンタム級ASIAトーナメント2010 1回戦】
2010年7月4日
× ジェ・ヒョンソ 1R 1:52 リアネイキドチョーク 戦国 - Gold Rush Korea 2009年3月11日

獲得タイトル

朝倉未来について

4. 朝倉未来戦とその後の評価

  • 2017年10月、ロードFCでの朝倉未来戦は、1ラウンドから鋭いパンチでダウンを奪うなど。
  • 試合後、朝倉選手が「今までダウンをとられたのは初めてで、どう戦ったか覚えていない」と語るほど印象的な内容だったと言われている。
  • この勝利は、ファンやメディアの間で語り草となり、イ・ギルウ選手の実力と格を示す名勝負として広く認知されている

出典

RIZINにも参戦しており、日本のファンにも知られるようになった[1]

戦績の詳細は各ファイター統計ページに掲載されている[2][3][4]

関連項目

脚注


外部リンク




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