アーク溶射

大車林

アーク溶射

英語 arc thermal spraying

アーク溶射は、2本のワイヤ状の溶射材と母材(被溶射物)の間にアークを発生させ、その熱によって溶射材を溶融粒子にし、これを圧縮ガスによって母材の表面に吹き付けて表面に皮膜を形成する方法。溶射は母材表面の耐摩耗性、耐腐食性などの改善や摩耗した機械部品の補修のために行われる。溶射の熱源としてはアークのほか、ガス炎、プラズマジェット、レーザービームがある。アーク溶射のガス炎に比べ高温で行われるので、形成される皮膜の密着性がよい。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。