アングレカム・ディディエリとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > アングレカム・ディディエリの意味・解説 

アングレカム・ディディエリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/05 03:15 UTC 版)

アングレカム・ディディエリ
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
: キジカクシ目 Asparagales
: ラン科 Orchidaceae
亜科 : セッコク亜科 Epidendroideae
: アングレカム属 Angraecum
: アングレカム・ディディエリ Angraecum didieri
学名
Angrecum didieri Ball. ex Finet

アングレカム・ディディエリ Angrecum didieri Ball. ex Finet は、ラン科植物の1つ。マダガスカル島産で香りのある白い花をつける。

特徴

着生の草本[1]。草丈は10-15cmほどと、この類では小型な方である。茎は円筒状で、葉を二列に生じる。葉は長さ10cm前後で細長くて線形、葉質は硬い。葉の先端は2つに裂け、その左右は不均等になる[2]

開花期は冬、花茎には1-2個の花を生じ、あまり伸び出ない。花は径6cm程で、色は白、香りがある。萼片は線状披針形で、側花弁は萼片より細く、左右に張り出す。唇弁は心臓型をなし、基部から細い距が下向きに垂れる。

学名の種小名は人名にちなむ。

花のやや側面
長い距と、その背後に茎や葉が見える。

分布と生育環境

マダガスカルに産し、標高600mから1500mまでの森林内に生じる[3]

利用

洋ランとして栽培される。本属としては比較的小型種であり、扱いやすく、花は星形で美しく、香りもあり、また栽培も比較的容易で花付きもよい[4]

出典

  1. ^ 以下、主として園芸植物大事典(1994),p.2699.
  2. ^ 唐澤他(2017),p.11
  3. ^ 園芸植物大事典(1994),p.2699.
  4. ^ 岡田(2011)p.140

参考文献

  • 『園芸植物大事典 2』、(1994)、小学館
  • 唐澤耕司他、『カラー図鑑 世界観賞用野生ラン』,(2017)、オーム社
  • 岡田弘、『咲かせ方がよくわかる はじめての洋ランの育て方』、(2011),主婦の友社



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アングレカム・ディディエリ」の関連用語

アングレカム・ディディエリのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アングレカム・ディディエリのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアングレカム・ディディエリ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS