アラペシュ族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/08/08 16:39 UTC 版)
アラペシュ族 |
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総人口 |
200~300(1978年) |
居住地域 |
パプアニューギニア |
言語 |
アラペシュ語(トリチェリ語族) |
宗教 |
祖先信仰 |
アラペシュ族(アラペシュぞく、Arapesh)は、パプアニューギニアに住む少数民族である。武力で抗争することはない。
居住地
ニューギニア北部のセピック川河口から内陸部の山岳平野にかけて住んでいる。
生活
河岸部ではサゴヤシ澱粉を主食とし、魚類も摂取している。山間部ではタロイモを主食としており、生活は河岸部の同族より貧しい。
奥地平野のアラペシュ族はタバコを栽培し、アベラム族と交易している。凝った交換制度があり、ブタや真珠貝を交換し合う。
言語
トリチェリ語族に所属するアラペシュ語を話す。アラペシュ語はパプア諸語にしては珍しくSVO型の語順である。名詞は13個の性を持つ。
宗教
祖先の亡霊を崇拝し、たいがいの不幸は誰かが魔法をかけたからと考えている。
参考文献
- 『世界の民族 1』《オーストラリア・ニューギニア・メラネシア》平凡社、1978年。
固有名詞の分類
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