アブル・ファトフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/21 09:31 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動アブル・ファトフ(アラビア語: أبو الفتح、ペルシア語: ابوالفتح)は、アラビア語におけるクンヤである。「勝利の人」という意味がある。発音に関する規則を考慮しないで正則アラビア語風カナ表記をした場合、アブー・アル=ファトフなどになる。主な人物のクンヤとしては次のものがある。
- クシャージム 10世紀の詩人、学者。
- アブル・ファトフ・イスファハーニー 10世紀の数学者。
- アブル・ファトフ・ブスティー ヒジュラ暦4世紀スィースターン出身の詩人。
- アブル・ファトフ・サグズィー ヒジュラ暦11世紀スィースターン出身の詩人。
- アブル・ファトフ・ムタッリズィー 西暦12世紀ホラズム出身の文法学者、詩人。
- アブル・ファトフ・アブドゥッラフマーン・ハーズィニー 西暦12世紀の科学者。ギリシア人の解放奴隷。メルヴで教育を受け、同地でセルジューク朝のスルターンのために天文表を作成した人物。
- ムヒーッディーン・マグリビー 西暦13世紀の科学者。ナスィールッディーン・トゥースィーと共にマラーガ天文台で研究した。
イラン・ペルシア文化圏においては、アブル・ファトフが男性の名前(イスム)としても用いられている。なお、アボル・ファトフ'は現代ペルシア語風にこの名前をカナ表記したものである。この名を持つ主な人物を以下に挙げる。なお、成句のように用いられているので中黒を省略したものがある。
- ミールザー・アボルファトフハーン・ヴァラタバール アフマド・シャー時代のガージャール朝の軍司令官、内務大臣。アゼリー。
- アブルファトフハーン・バフティヤーリー アフシャール朝のころのイスファハーンの統治者。
- アボルファトフハーン・ザンド ザンド朝の第3代シャー。
- アボルファトフ・ミールザー・モアイヤッドウレ ガージャール朝の王子の一人。アッバース・ミールザーの孫。
- アボルファトフ・ヤーフターバーディー イラン空軍軍人。
- アボルファトフ・アーターバーイー パハラヴィー朝時代の裁判所副長官。カームビーズ・アーターバーイーの父。
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