アブドラッラヒームとは? わかりやすく解説

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アブドラッラヒーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/23 08:15 UTC 版)

アブドラッラヒーム(Abd al-Rakhim、1560年 - 1635年)は、ヤルカンド・ハン国の王族。

生涯

アブドゥッラシード・ハン1世の十二男で、父の死から3か月後に誕生した。

1591年、兄のムハンマドから東部のサリコル英語版ワハン英語版地域の統治を任され、1594年トルファンチャリシュ英語版で自立を宣言した甥のクダバンデ・スルタンを1596年に打倒して、両地域の統治権も得た。

しかし、カザフとの婚姻関係をもって後ろ盾を得たアブドラッラヒームは東部において権力基盤を安定させ[1]、ムハンマドからの自立傾向を強めた。ムハンマドの死後にシュジャーウッディーン・アフマドがその後継者となると、不満を持って独立した。以降、死去するまでの約40年間、アクスバイロシア語版を手中に収めようとして抗争を続けた。アブドラッラヒームの死後、その勢力は子のアブドゥッラーが引き継いだ[1]

出典

  1. ^ a b 丸山 2014, p. 53

参考資料




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