ふるさと公園 (新十津川町)とは? わかりやすく解説

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ふるさと公園 (新十津川町)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/17 10:18 UTC 版)

ふるさと公園
所在地
座標 北緯43度32分02秒 東経141度50分48秒 / 北緯43.53389度 東経141.84667度 / 43.53389; 141.84667座標: 北緯43度32分02秒 東経141度50分48秒 / 北緯43.53389度 東経141.84667度 / 43.53389; 141.84667
面積 55ヘクタール[1]
前身 ふるさと農園(1980-1986)
開園 1980年5月1日(ふるさと農園)
1986年4月1日(ふるさと公園)
運営者 新十津川町
新十津川町スポーツ協会(体育施設指定管理)
設備・遊具 園路、散策路、庭園、森林、遊具、展望台、オートキャンプ場、パークゴルフ場、体育施設
駐車場 あり
バリアフリー 多目的トイレ
アクセス 誠和運輸 乗合ワゴン総進花月線・ふるさと公園線、スクールバスふるさと方面「ふるさと公園」「グリーンパーク」バス停
公式サイト ふるさと公園施設ガイド(新十津川町)
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ふるさと公園(ふるさとこうえん)は、北海道樺戸郡新十津川町にある公園

概要

1980年「ふるさと農園」として開業[2]、当初は25種のアスレチック遊具、1階に売店・食堂・浴室と2階に7部屋の休憩室と喫茶室を備えた管理棟、100台の駐車場を設けた。その後1986年には周辺の野球場などを備えた山村広場と併合し現在の「ふるさと公園」に改称し[2]、都市・農村間や世代間の交流拠点として体育施設・宿泊施設・文化施設などを擁している[2]

沿革

  • 1974年 - 総進地区に山村地域農林漁業特別対策事業地区を指定[3]
  • 1976年 - 公園建設着工[2]
  • 1979年12月25日 - アスレチック施設竣工[4]
  • 1980年
    • 4月27日 - 「ふるさと農園」竣工開園式[4]
    • 5月1日 - 「ふるさと農園」として開業[2]
  • 1982年
    • 7月13日 - 自衛隊下総基地で用いられていた練習機「はつかぜ」の静態保存を開始。(現存せず)[2]
    • 10月30日 - 「山村ひろば」完成、野球場を主目的とした多目的広場やテニス・バレーボールコート、子ども広場を設置[3][5]
  • 1985年 - 供食施設「焼肉ハウス」設置[2]
  • 1986年4月1日 - 「ふるさと公園」に改称[2]
  • 1987年 - 「いきいき・かんとりい整備計画(エミネンスパーク整備事業)」事業開始、体育・文化・宿泊施設の開発に着手[3]
  • 1988年11月24日 - 社会保険庁などによる国民年金健康保養センターとして温泉ホテル「グリーンパークしんとつかわ」開業、3階建て地下1階延べ約4,400平米、総工費約10億円[6]
  • 1989年[7]
    • 1月31日 - スポーツセンター完成。
    • 5月2日 - 温水プール完成[7]。雇用促進事業団が主体となり建設し当初は勤労者体育施設扱いとした[5]
    • 12月 - むしむしランド着工[8]
  • 1990年
    • 6月20日 - 遊園地「むしむしランド」開業[9]。(1993年閉鎖)
    • 7月1日 - 青少年交流キャンプ村開業[7]
  • 1991年7月6日 - 文化伝習館開業[7]
  • 1993年4月27日 - サンスポーツランドしんとつかわ落成[7]
  • 1996年7月11日 - ケビン村VILLA徳富開業[7]
  • 1997年9月1日 - サンウッドパークゴルフ場開業[7]
  • 1998年
    • 2月27日 - 交流促進センター「サンヒルズ・サライ」開業[7][10]
    • 4月29日 - 創造の森開業[7]、「宇宙の森」「望郷の森」「野鳥の森」「渓流の森」など9ゾーンに約1.8kmの遊歩道や植樹・ラベンダー植栽を整備[11]
  • 2007年4月- グリーンパークしんとつかわを北海道国民年金福祉協会から札幌市の北海道軽金属へ移管[12]
  • 2015年11月 - グリーンパークしんとつかわが北海道軽金属から町内資本の「株式会社グリーンパークしんとつかわ」に移管。施設購入費6000万円・改修費4000万円、新十津川町が企業振興促進条例に基づき投資額助成や5年間の固定資産税免除などといった支援を行う[13]
  • 2022年 - 青少年交流キャンプ村を「しんとつかわキャンプフィールド」にリニューアル、名称は町内の新十津川中学校3年生徒の投票で決定され同中学3年らにより前年11月に桜並木10本の植樹を実施[14]
  • 2023年4月 - リニューアル工事竣工[15]

施設

キャンプ場以外の宿泊施設・スポーツセンター・文化伝習館以外は冬季休業。

体育施設
  • 新十津川町スポーツセンター(メインアリーナ34m×40m 1360平米+サブアリーナ 13m×40m 520平米)
  • 野球場
  • テニスコート
    • ピンネテニスコート(全天候コート4面・夜間照明2コート分)
    • ふるさと公園テニスコート(クレイコート5面)
  • パークゴルフ場
    • サンウッドパークゴルフ場(全27コース)
    • 新十津川室内パークゴルフ(全18コース・冬季のみ)[16]
  • 新十津川町温水プール(25m×15m 7コース+幼児用プール)
  • ふるさと公園サッカーコート(天然芝85m×50m)
宿泊施設
グリーンパークしんとつかわ(2008年)
  • 美緑の宿 グリーンパークしんとつかわ(和室13室・洋室3室・和洋室1室・バリアフリー洋室)
  • サンヒルズ・サライ (和室8室・和洋室4室・大部屋1室・バリアフリールーム)
  • ケビン村VILLA徳富(コテージ4棟)
  • しんとつかわキャンプフィールド(旧・青少年交流キャンプ村 オートサイト11面、バンガロー10棟 夏季のみ)
文化施設
  • 文化伝習館(染物・織物・陶芸体験を提供)
  • 新十津川物語記念館
その他
  • イベント広場
  • 屋外ステージ
  • 展望広場「当せん地展望台」

リニューアル計画

2019年より町の観光振興計画に基づき2023年度の全面開業を目標として再整備計画に着手し、「遊び・PR」「安全・誘導」「快適・清潔」のコンセプトのもと利用度の低い8-9ヘクタールを中心とした大規模改修を行う[17]。第1工区の「眺望エリア」「キャンプエリア」と第2工区の「メインエリア」「わくわくエリア」と大規模改修を行わない「自然エリア」に分け2021年に第1工区を整備し[18]、キャンプ場にテントサイトから転換されたコンセント完備のオートサイトやエアカーテン・風除室装備のトイレや簡易シャワーの設置と開拓当時を思わせる風景を見下ろす展望広場の整備を実施[19]。また第2工区では大型遊具・水遊び場等の設置を計画[18]、2022年度より北側3ヘクタールにて野外ステージ裏への水遊び場やバーベキュースペースと身障者用トイレ、グリーンパークしんとつかわ裏に高さ5m・縦15m・横20mの大型ネット遊具の設置を行うとし[19]、2023年4月に全面竣工した[15]

主なイベント

町主催行事
  • ピンネシリ登山マラソン(毎年7月上旬 スタート・ゴール地点 1995年-2024年)[20]
  • しんとつかわふるさとまつり(毎年7月最終日曜日 1980年-)
過去

脚注

  1. ^ 森林フィールドの紹介(空知・新十津川町)ふるさと公園(新十津川町) - 北海道森林環境局森林活用課
  2. ^ a b c d e f g h 1980年「ふるさと農園」として開園 ふるさと公園の歴史 - プレス空知2022年1月1日第2部14面
  3. ^ a b c 第6章都市計画第11編生活第二節公園 - 新十津川百年史(新十津川町役場 1991年)
  4. ^ a b 沿革年表 二(明治以降の新十津川町内・町外の主な事項) - 新十津川百年史(新十津川町役場 1991年)
  5. ^ a b 第7編教育・文化 第4章体育 第3節体育施設 - 新十津川百年史(新十津川町役場 1991年)
  6. ^ 新十津川の健康保養センターが落成、自慢は3階の展望場 - 北海道新聞1988年11月23日朝刊
  7. ^ a b c d e f g h i 新十津川町平成のあゆみ沿革年表 - 新十津川平成史ダイジェスト版(新十津川であそぼう)
  8. ^ れじゃー 楽しみ学んで昆虫遊園地 - 北海道新聞1990年6月14日夕刊11面
  9. ^ "学べる"遊園地急ピッチ むしむしランド6月20日オープン - プレス空知1990年5月23日
  10. ^ 町交流施設オープン - 北海道新聞1998年3月1日朝刊道央版
  11. ^ 創造の森今日開園 米無料配布、ゲームも 新十津川 -1998年4月29日朝刊道央版
  12. ^ 年金福祉施設グリーンパークしんとつかわ 札幌の企業が落札 来春以降、経営引き継ぎ - 北海道新聞2006年11月21日
  13. ^ 新十津川「ホテルグリーンパーク」経営企業今月末撤退 - 北海道新聞2015年10月6日朝刊空知版
  14. ^ キャンプ場整備に中学生の声 新十津川 - 北海道新聞2021年11月5日朝刊空知版
  15. ^ a b ふるさと公園が29日にグランドオープン 新十津川 - プレス空知2023年4月21日
  16. ^ 真冬でも室内でパークゴルフができる、新十津川室内パークゴルフ場 - 花岡俊吾の「良いことは、広める」 2020年1月24日
  17. ^ ふるさと公園再整備で20年度から実施設計 新十津川町 - 北海道建設新聞社 2020年1月9日
  18. ^ a b ふるさと公園再整備に21年度着工 新十津川町 - 北海道建設新聞社 2020年11月24日
  19. ^ a b 新十津川町ふるさと公園 23年、リニューアルオープン 水遊び場、大型遊具設置 バーベキューコーナーも 町内観光の核施設に - プレス空知2022年1月1日第2部15面
  20. ^ 7月のピンネシリ疾走登山マラソン30回で幕 - 北海道新聞2024年4月25日空知版
  21. ^ サマー・フォーカス・イン・しんとつかわ1996 熱くスリリングなジャズの夜 一流の音に夢心地大自然の舞台に6時間半の競演 - 北海道新聞1996年9月11日夕刊
  22. ^ 一流のジャズ満喫 地元の中学生らも共演新十津川 - 北海道新聞1996年9月10日朝刊道央版
  23. ^ 8月は野外ジャズ満喫 倶知安、中山峠、新十津川 舞台にあふれる手作りの楽しさ - 北海道新聞1997年7月9日夕刊
  24. ^ 暑いジャズ夏空に響け 美唄と新十津川で19日に2公演 - 北海道新聞1998年7月17日朝刊道央版
  25. ^ 夏の野外ライブ今年から3回に 新十津川20日皮切り-北海道新聞1999年6月12日朝刊空知版
  26. ^ 平成22年度巡回体操開催模様(北海道) - かんぽ生命
  27. ^ 平成30年度夏季巡回ラジオ体操・みんなの体操会開催模様:北海道 新十津川町会場 2018年7月28日 (土) - かんぽ生命
  28. ^ 【6/18(土)開催】北海道・空知が舞台!野外音楽フェス《SORAON(ソラオン)》 - Sitakke
  29. ^ 2022.06.18 SAT SORAON - Novelbright OFFICIAL SITE
  30. ^ 「水曜どうでしょう」藤村Dと楽しむ1泊2日のキャンプ企画「ここキャン北海道」2023年4月15日(土)午前10時チケット先着販売開始! - PR TIMES

関連項目

  • 超長基線電波干渉法 - 1995年から2013年まで国土地理院「新十津川VLBI観測局」が本公園の南方に設置されたいた。

外部リンク




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