はしもと すなおとは? わかりやすく解説

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橋本直

橋本直の俳句

うけいれるものにアクリルガラスの蛾
お前に惚れたなんて鰻に言ってみる
たとふればレノンの眼鏡夏の月
たましいに遅れて杖の行く秋の
たましひの虚ろなる膜寒卵
ゆったりとレジ打つ春の薬剤師
オリオンの飢えれば海に滅びるか
スノーシュー止めて森の音始まる
セーターの女の形して残る
ノーサイド見て寒鰤の腹さばく
ハルモニの後ろ手に立っていて野分
ペンギンのいない八月十五日
ユダのいる聖夜の洛中洛外図
乾坤の裂け目をのぞく芭蕉かな
人質の声淡々と記憶より、極月
人間は傀儡の如し毛虫焼く
冬帝の目玉を焼けば大きからむ
四国とは背伸びの子象風すずし
左岸に生まれ冬の月と渡る
戸隠や蝶わざをけば天の色
敗戦忌まじめな舌と生きてゐる
明日熊を吐く今日の峰朧かな
春泥を泳ぐ東北の零度ばかり
曳航の波立ち豊か柿若葉
月二つ都庁に伸びる蛇の舌
月天心古代金貨に表裏
東京都多摩市啄木鳥来てつつく
杳霧あり工場はみな立つてゐる
永劫の迷子のための生麦酒
海月浮く自閉の中に海を持ち
渤海の民より瓶の流れ着く
湯気立てて素数の倫理など話す
神奈川沖浪裏透かし蠅叩
秋暑し一会は水を弾く水
筒鳥の初音を聞かば戸隠よ
糸遊の灯台廃船を曳く
良きシャツを着て男等の花火かな
色鳥はみな猩々の飲みのこし
菜の花忌ゆるゆると来る氷点下
蜥蜴の記憶と会話する夜長
蝶の腹やはらかやはらか中年よ
行進が昭和のふりする体育祭
複々線ゆっくり抜いてみせる秋
野の椅子の黒光る蜜バカボンド
陽の生るる峡御降の生るる峡
階段に人のかたちの秋がいる
風鈴や舌噛めば血の流れ出る
魂の水澄む水を掬う形
鳥渡る殿下の足は内を向き
黄砂降るみいらの乳の一かけら
 

「はしもと すなお」の例文・使い方・用例・文例

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