つくだ えつおとは? わかりやすく解説

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佃悦夫

佃悦夫の俳句

あたたかな紋様満てる麓かな
あらあらしく鳥居をくぐり夏は逝く
かなかなにかりそめの閨こわれつつ
かなかなをあやめつくして青乳房
ぎらぎらの祭り皿類晴れわたり
さえざえと食う夏こそは原生地
たんぽぽの光芒あそぶ祝詞かな
なきがらに山国の水くだるばかり
ひとびとは根絶やしされしわらび山
みしみしと夏日厖大な箸ほろぶ
やわらかにあたらしき罠夏野原
井戸水のもの凄く透き鬼あそび
仏像が俯伏せに泣く花杏
冬の山うれいのあそぶ白き本
出生日寂寞と天は水はこぶ
刈田にて殉死している巨石なり
十字架の夏を鏡は食い尽す
宿敵の闇来たりけり蓬の原
山国に来て感傷の水充たす
山国に積み重なりし肉の草
山国に頻繁に鳴る木器かな
山国の到るところに喉仏
新緑の降りつぐ祭祀の場が現れる
新鮮なさすらいに似て草刈り場
晴れの郷生後の水は充ち足りて
朧月地球が一人あそびせる
東国という傲慢の白梅である
棗にも晩夏したたり修羅の場
棘の木は燦然と人ねむらしめ
檸檬の木ふと天上を揺るがしめ
水滴やあおあお木の家裂けつづく
海軟風生後の水がふるえており
深緑も祖霊もけむる金環蝕
玉虫を造る装置を探しけり
生れし家に水の爛漫鬼胡桃
生傷が祖霊を呼ぼう水の季
生家より道豊饒に奔り行く
田の神の帰る途中の水蜜桃
異母郷巨岩久しくとむらいぬ
白桃も月の暈をも傷つけたり
相模伊豆鳥居こわれるほど晴れたり
石仏のまぐわい沈む木の異郷
紋白蝶すぐ斬新に惨死せり
若葉の季ねむりのけむる生地かな
茱萸食むや傀儡もさらに老い行けり
草ぼうぼう母は鬼道に耽るなり
虫の息新樹の息も仕方題
金環蝕ぼうぼうほろぶ一番鶏
青大将金属質に近づきぬ
青梨も蛇もまばゆし人在れば
 

「つくだ えつお」の例文・使い方・用例・文例

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