きびだんごとの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 16:51 UTC 版)
桃太郎における黍団子を「この世の竃の飯」(あの世の竃の飯を食すとあの世へ行くのに対し、この世につなぎ止める飯)とする風習に照らした場合、鬼ヶ島という異界・あの世に行くに当たり、桃太郎の生命力を強化し、この世側に結びつけ、あの世=鬼ヶ島で迷わず、帰って来られる力を発揮させるものだったのではないか、と考察されてもいる。この世の食物を異界(あの世)に持って行くという点では、『鼠浄土(おむすびころりん)』や『地蔵浄土』も同じで、食物の力に頼る(あの世で迷わないための鍵としての)類型といえる。
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