アンドリュー・ワイエス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/01 03:36 UTC 版)
この記事には参考文献や外部リンクの一覧が含まれていますが、脚注による参照が不十分であるため、情報源が依然不明確です。 |
アンドリュー・ワイエス Andrew Wyeth | |
---|---|
全米芸術勲章(2007年)受賞時のブッシュ大統領とワイエス | |
誕生日 | 1917年7月12日 |
出生地 | USA,Chadds Ford , Pennsylvania |
死没年 | 2009年1月16日 |
死没地 | USA,Chadds Ford , Pennsylvania |
国籍 | アメリカ合衆国 |
アメリカン・リアリズム[1] の代表的画家であり、戦前から戦後にかけてのアメリカ東部[2] の田舎に生きる人々を、鉛筆、水彩、テンペラ、ドライブラシなどで詩情豊かに描く。また、作品中には体に障害を持つ女性や、黒人の中高年男性を描くなど、弱者に対する優しい目線も感じられる。少年時代には人種差別が激しく、黒人街には白人が誰も近づかないような時代背景が存在した。だが、ワイエスは人種差別をせず、黒人少年とも遊び、その様子はフィルムにおさめられ、現在も確認することができる。彼の確かなデッサン力とテクニックは、20世紀美術の写実表現の系譜に大きな位置を占めている。アメリカの国民的画家の1人といえる。ワイエスは、アメリカ人に「アメリカとは何か」を示したかったと語っていた。父は挿絵画家、ニューウェル・コンヴァース・ ワイエス(N.C.ワイエス)。
- ^ http://www.britannica.com/art/realism-art
- ^ 第51回 アメリカ東部の町へ アンドリュー・ワイエスをたどる旅
- ^ http://tokyowardrobe.com/archives/10465
- ^ 『ワイエス画集3 ベルガ』
- ^ http://tokyowardrobe.com/archives/10465 東京ワードローブ「ワイエス-世界一有名な密会-」
- ^ 2021年1月5日-3月14日、岐阜県現代陶芸美術館(多治見市)において開催された「アンドリュー・ワイエスと丸沼芸術の森コレクション展」では、水彩画を中心に34点のワイエス作品が展示された。この特別展で同時にクローズアップされた作品が、「瀬戸黒」人間国宝 加藤孝造 の16点の作品であるが、同展を訪れた加藤は、ワイエスの水彩画「干し草をかき集めるアルヴァロ」に感嘆し、「細やかな筆致と繊細な色づかいが醸す情感」に魅力を感じ、「ワイエスは一見暗い部分もいろんな色を重ね、白い雪にわずかに緑を落とすなど、神経を研ぎ澄まして描いている。私と似た心境があると思う」と語った。- 中日新聞 2021年1月22日付け15面、谷口大河記者。
- ^ 『アンドリュー・ワイエス作品集』(2017年)
- 1 アンドリュー・ワイエスとは
- 2 アンドリュー・ワイエスの概要
- 3 経歴
- 4 絵画の対象とモデル
- 5 父親が与えた影響
- 6 出典
固有名詞の分類
美術家 |
ウラジーミル・タトリン ズジスワフ・ベクシンスキー アンドリュー・ワイエス 草間彌生 フランツ・マルク |
アメリカ合衆国の画家 |
エドワード・ヒックス ジェームズ・モンゴメリー・フラッグ アンドリュー・ワイエス ベン・シャーン スチュアート・デイヴィス |
- アンドリュー・ワイエスのページへのリンク