glee/グリー 物語

glee/グリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/11 04:57 UTC 版)

物語

シーズン1

オハイオ州北西部の町、ライマにあるウィリアム・マッキンリー高校グリークラブは廃部の危機を迎えていた。マッキンリー高校の教師で同校卒業生のウィル・シュースターは、自分が在籍していた当時の栄光を取り戻すべく、新生グリークラブ「ニュー・ディレクションズ!」の顧問となる。

最初の部員はレイチェル、メルセデス、ティナ、カート、アーティの5人であったが、のちにアメフト部員がかけ持ちという形で合流し、スパイとして送り込まれたチアリーディング部のメンバーも取り込まれていった。集結した部員は各種マイノリティー(社会的少数者)揃いで、校内では負け犬のレッテルを貼られいじめの対象だったうえ、部の予算を狙うスーからの嫌がらせにも悩まされるが、ウィルや仲間たちと信頼を築きながら、地区大会や大会を目指していく。部の存続の条件は州大会での優勝であった。

シーズン2

前回の州大会で優勝を逃した「ニュー・ディレクションズ!」だが、スーの圧力もあって存続が認められた。メンバーたちは相変わらず校内での人気を得られぬままだった。しかも、校内での部員たちに対するいじめは苛烈化の一途をたどっていた。アメフト部でも、グリークラブとかけ持ちしている者としていない者との間で衝突が起き、分裂状態となるなどの影響が生じていた。アメフト部によるいじめを鎮めるため、ダンスパフォーマンスを行わせる策に打って出る。

苛烈化するいじめにより、避難するようにカートがダルトンアカデミー高校に転校し、同校のグリークラブ「ウォブラーズ」に加わる。地区大会で引き分けて以降、「ニュー・ディレクションズ!」と「ウォブラーズ」の交流が盛んになる。多くのトラブルを乗り越えながら、州大会、そして全国大会の開催されるニューヨークを目指していく。レイチェルを中心とするメンバーが執筆したオリジナル曲が大会で使われる。

シーズン3

全国大会で入賞を逃した「ニュー・ディレクションズ!」は、引き続き校内でのいじめに耐えながら活動を続けた。今度はグリークラブの部員の間で分裂が生じ、一部のメンバーが「トラブルトーンズ」を結成し、別々のグループで地区大会に臨むこととなった。地区大会は「ニュー・ディレクションズ!」に軍配が上がり、メンバーは再び団結し、悲願となる全国大会優勝を目指していく。

卒業を間近に控えた最上級生メンバーたちは、進路に悩んでいた。レイチェルとカートはNYADAに入学するために奮闘する。また、レイチェルとフィンは、両親、教員、および部員たちからの反対を押し切って婚約する。

シーズン4

憧れのブロードウェイを目指して単身でニューヨークへと渡ったレイチェルは、NYADAの学生として日々厳しいレッスンを受けていた。カートも雑誌『Vogue』のインターンとしてニューヨークへ移住。2人はルームメイトとしてともに夢を追いかけることになる。一度NYADAのオーディションで落選したカートは2度目のオーディションで合格する。さらにレイチェルは、ブロードウェイミュージカル『ファニー・ガール』の主人公ファニー・ブライス役のオーディションを受ける。

「ニュー・ディレクションズ!」にはマーリー、ジェイク、ユニーク、ライダー、キティが加入。衝突を繰り返しながらも、全国大会のディフェンディング・チャンピオンとして再始動していく。

軍に入隊したフィンはほどなく除隊となり、さらにはレイチェルとの婚約も破棄し、泣く泣くマッキンリー校に戻ってくる。フィンはウィルがワシントンに出向している間、「ニュー・ディレクションズ!」の監督を一任される。

第4話までに、2012年に卒業したメンバーのカップルがすべて破局した。

シーズン5

州大会で優勝し、「ニュー・ディレクションズ!」のメンバーは全国大会に向けて奮闘していた。レイチェルはブロードウェイミュージカル『ファニー・ガール』の主演に抜擢され、公演を控えて稽古をしていた。しかしその矢先、グリークラブを支えてきたフィンが突然にこの世を去る。

そして、校長となったスーは、全国大会で優勝しなければ、グリークラブをマッキンリー校のクラブの整理により廃部すると宣言。このシーズンでも衝突を重ねながらロサンゼルスの全国大会を迎えたが、インディアナ州代表のチームに敗れ、優勝を逃した。これにより、宣言通り廃部が決定。こうして、100話目を迎えたあとの第13話で、アーティー、ティナ、ブレイン、サム、ブリトニーが卒業するとともに、初代「ニューディレクションズ」の歴史に幕を下ろした。

後半の7話は、ニューヨークを中心にストーリーを構成。レイチェル主演の『ファニー・ガール』は初回公演が成功し、レイチェルは世間からの注目の的となる。

すでにニューヨークで生活しているレイチェル、カート、サンタナに加え、マッキンリー校を卒業したサム、ブレイン、アーティも合流し、『フレンズ』を彷彿とさせる大所帯となる。

シーズン6

最終シーズンは当初レイチェルとフィンの物語にしてまとめる構成だったが、コリーの急死を受けストーリーは変更される。

グリークラブなき後、音楽室は情報処理室となり、スー校長のマッキンリー校は学力向上へ学校の改革を試みる。しかし、先にライマに戻ったサムや、ニューヨークからきたレイチェルなどにグリークラブの復活を求められ、2代目の「ニュー・ディレクションズ!」が誕生。新入生4人や初代ニューディレクションズにも所属したキティなども加わったほか、ライバル校だったダルトンアカデミー校が全焼してしまったため、スーの反対を押し切って「ウォブラーズ」のメンバーと合体し、地区大会に臨んだ。その後、地区大会、州大会、全国大会も勝ち上がり優勝。マッキンリー校は、再びチャンピオンとなった。また同時に、これまでのスーの悪行が卒業生に暴露され、スーは校長を解任される。

最終話では、レイチェルが念願のトニー賞を受賞。マッキンリー校も芸術学校となり、ウィルが校長に就任。グリークラブの顧問は、サムが後を継いだ。

そして2020年秋。副大統領となったスーは、「フィン・ハドソン」の名前がついた講堂でスピーチ。その後、ローリーとマーリーを除くグリークラブ卒業生全員やマッキンリー校職員などとともに、ワンリパブリックの「I Lived」を歌い、グランドフィナーレを迎える。







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