2003年のパシフィックグランプリ (ロードレース)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/13 02:28 UTC 版)
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2003年のロードレース世界選手権 全16戦中第13戦 | |||||||||||||
決勝日 | 2003年10月5日 | ||||||||||||
開催地 | ツインリンクもてぎ | ||||||||||||
開催コース | 常設サーキット 4.801km | ||||||||||||
MotoGP | |||||||||||||
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250 cc | |||||||||||||
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125 cc | |||||||||||||
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概要
125ccクラス
125ccクラス決勝では、序盤からポイントリーダーのダニ・ペドロサがリードを築いていたが、終盤にフロントフォークにトラブルが発生し6位に沈んだ。代わってトップに立ったエクトル・バルベラがケーシー・ストーナー、アンドレア・ドヴィツィオーゾの追撃を僅差で抑えきり、シーズン2勝目を挙げた。地元勢のトップは、この週末に本シーズン限りでの現役引退を発表した東雅雄の13位だった。
ポイントランキングでは、ランキング2番手のステファノ・ペルジーニが今回4位に入り、ペドロサとの差を39ポイントに縮めた[1]。
250ccクラス
250ccクラスでは、トニ・エリアスが独走でポール・トゥ・フィニッシュ、シーズン4勝目を挙げた。春の鈴鹿では揃って表彰台に立ったワイルドカード勢の高橋裕紀、青山博一は、今回はそれぞれ4位・5位に終わった。
チャンピオン争いでは、ランキングトップのマヌエル・ポジャーリが今回3位、ランキング2番手のロベルト・ロルフォが2位となったため、両者の差は18ポイントに縮まった[1]。
MotoGPクラス
土曜日の予選セッション前、開幕戦日本GPで事故死した加藤大治郎を追悼するセレモニーが開かれ、大治郎のMotoGP殿堂入りが発表された。また翌日の開会式の前には、大治郎のゼッケン「74」が永久欠番となることも発表された[2]。
日曜日の決勝レースでは、序盤はマックス・ビアッジをバレンティーノ・ロッシが僅差で追う展開となっていたが、7周目にロッシがコースアウトを喫して9位に落ちたあとはビアッジが独走状態となり、シーズン2勝目を挙げた。ロッシは猛烈な追い上げを見せ、最後は2位でフィニッシュを果たした。玉田誠は2戦連続で3番手でチェッカーを受け、地元ファンの前で表彰台に立った。ところがその後、ファイナルラップにセテ・ジベルナウと接触していた玉田には「危険行為」として失格処分が下され、3位はルーキーのニッキー・ヘイデン(レプソル・ホンダ)、4位は玉田との接触でコースアウトを喫したジベルナウが繰り上がった。
ポイントランキングでは、トップのロッシと2番手のジベルナウとの差は58ポイントとなり、ロッシの連覇に王手がかかった[3]。
MotoGPクラス決勝結果
順位 | ライダー | マニュファクチャラー | タイム/リタイヤ | グリッド | ポイント |
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1 | マックス・ビアッジ | ホンダ | 43:57.590 | 1 | 25 |
2 | バレンティーノ・ロッシ | ホンダ | +3.754 | 3 | 20 |
3 | ニッキー・ヘイデン | ホンダ | +5.641 | 5 | 16 |
4 | セテ・ジベルナウ | ホンダ | +19.456 | 4 | 13 |
5 | マルコ・メランドリ | ヤマハ | +19.909 | 9 | 11 |
6 | アレックス・バロス | ヤマハ | +20.938 | 8 | 10 |
7 | 宇川徹 | ホンダ | +22.307 | 11 | 9 |
8 | ロリス・カピロッシ | ドゥカティ | +27.887 | 6 | 8 |
9 | 中野真矢 | ヤマハ | +41.731 | 12 | 7 |
10 | 梁明 | スズキ | +50.106 | 14 | 6 |
11 | 清成龍一 | ホンダ | +53.214 | 20 | 5 |
12 | 芳賀紀行 | アプリリア | +53.589 | 25 | 4 |
13 | オリビエ・ジャック | ヤマハ | +1:05.620 | 15 | 3 |
14 | 青木宣篤 | プロトン | +1:07.535 | 18 | 2 |
15 | ケニー・ロバーツJr. | スズキ | +1:09.055 | 19 | 1 |
16 | アンドリュー・ピット | カワサキ | +1:11.533 | 22 | |
17 | コーリン・エドワーズ | アプリリア | +1:27.583 | 13 | |
18 | 芹沢太麻樹 | モリワキ | +1:33.001 | 23 | |
19 | ダビド・デ・ヘア | セイバー・V4 | +1 Lap | 24 | |
Ret | ギャリー・マッコイ | カワサキ | 棄権 | 21 | |
Ret | ジェレミー・マクウィリアムス | プロトン | 棄権 | 17 | |
Ret | カルロス・チェカ | ヤマハ | 棄権 | 7 | |
Ret | ジョン・ホプキンス | スズキ | 棄権 | 16 | |
Ret | クリス・バーンズ | ROC[要曖昧さ回避]ヤマハ | 棄権 | 26 | |
Ret | トロイ・ベイリス | ドゥカティ | 棄権 | 10 | |
DSQ | 玉田誠 | ホンダ | 危険行為 | 2 |
- 1 2003年のパシフィックグランプリ (ロードレース)とは
- 2 2003年のパシフィックグランプリ (ロードレース)の概要
- 3 250ccクラス決勝結果
- 4 125ccクラス決勝結果
- 5 参考文献
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