長野県縦断駅伝競走
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/04 04:44 UTC 版)
開始年 | 1952年 |
---|---|
主催 | 長野陸上競技協会、長野県教育委員会、信濃毎日新聞社、信濃文化事業財団 |
チーム数 | 最大15チーム |
前回優勝 | 上田東御小県(3回目) |
最多優勝 | 上伊那(38回) |
公式サイト | |
長野県縦断駅伝競走公式webサイト |
概要
信濃毎日新聞社が、戦後の復興が進む中「若者たちの体力と精神力を養うのに役立つスポーツを実施すること」を目的とし主催、1952年に第1回大会が開催された。当初は、飯田市~長野市間(17区間221.9km)の県を南から北へ縦断するコースで行われたが、第25回大会(1967年)より、長野市から飯田市へと県を北から南に縦断するコースに変わり現在に至っている。
2020年第69回大会は、新型コロナウイルス感染対策の観点から中止[1]となった。この大会が中止となるのは1952年(昭和27年)に第1回大会を開催して以降初めて。2021年「70回記念大会」も引き続き、コロナ禍により2年連続中止となった。
また、2022年開催予定の第71回大会より、これまでの2日間開催を1日開催とし、従来の長野市―岡谷市、松本市―飯田市のコースを、隔年で交互開催とする開催概要の変更を決定した。[2]
コースとスケジュール
2023年は、松本市をスタートして飯田市をフィニッシュ(12区間、98.72km)のコースで実施。
【松本市~飯田市コース】
松本市(松本城公園)→塩尻市→上伊那郡辰野町→上伊那郡箕輪町→上伊那郡南箕輪村→伊那市→上伊那郡宮田村→駒ヶ根市→上伊那郡飯島町→上伊那郡中川村→下伊那郡松川町→下伊那郡高森町→飯田市(県飯田合同庁舎)
区間 | 出発中継所 | 到着中継所 | 区間距離 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1区 | 松本(松本城公園) | 庄内(シンケン前) | 2.05km | 女子中学生 |
2区 | 庄内(シンケン前) | 塩尻(信毎塩尻製作センター) | 1042km | |
3区 | 塩尻(信毎塩尻製作センター) | 北小野(信州伊藤石材店前) | 9.00km | |
4区 | 北小野(信州伊藤石材店前) | 辰野(辰野中央保育園前) | 10.14km | |
5区 | 辰野(辰野中央保育園前) | 羽場(小林モータース前) | 3.04km | 男子中学生 |
6区 | 羽場(小林モータース前) | 伊那(長野ダイハツ伊那店前) | 13.02km | |
7区 | 伊那(長野ダイハツ伊那店前) | 宮田(宮田村役場入口) | 9.63km | |
8区 | 宮田(宮田村役場入口) | 駒ヶ根(駒ヶ根駅前旧玉屋書店前) | 4.16km | 女子 |
9区 | 駒ヶ根(駒ヶ根駅前旧玉屋書店前) | 伊那本郷(本六集会所前) | 10.28km | |
10区 | 伊那本郷(本六集会所前) | 伊那松島(炭平飯田支店前) | 10.66km | |
11区 | 伊那松島(炭平飯田支店前) | 山吹下(宮下高森営業所前) | 3.37km | 男子中学生 |
12区 | 山吹下(宮下高森営業所前) | 飯田市(飯田合同庁舎) | 12.95km |
2022年は、長野市をスタートして岡谷市をフィニッシュ(16区間、117.35km)のコースで実施。(2024年もこのコースで実施予定。)
【長野市~岡谷市コース】
長野市(信濃毎日新聞社前)→千曲市→埴科郡坂城町→上田市→小県郡長和町→茅野市→諏訪市→諏訪郡下諏訪町→岡谷市(岡谷市役所前) 16区間(117.35km)
区間 | 出発中継所 | 到着中継所 | 区間距離 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1区 | 長野(信濃毎日新聞社前) | 中御所(日産プリンス長野販売中御所店前) | 2.30km | 女子中学生 |
2区 | 中御所(日産プリンス長野販売中御所店前) | 篠ノ井(株式会社アリーナ前) | 9.09km | |
3区 | 篠ノ井(株式会社アリーナ前) | 塩崎(INPEXパイプライン長野支所前) | 3.09km | 男子中学生 |
4区 | 塩崎(INPEXパイプライン長野支所前) | 若宮(水野青果前) | 7.80km | |
5区 | 若宮(水野青果前) | 坂城(澤崎肇商店前) | 7.60km | |
6区 | 坂城(澤崎肇商店前) | 秋和(上田下水浄化センター前) | 8.08km | |
7区 | 秋和(上田下水浄化センター前) | 上田(大手町会館前) | 3.07km | 女子 |
8区 | 上田(大手町会館前) | 丸子(三反田公民館前) | 12.56km | |
9区 | 丸子(三反田公民館前) | 長和(長門町民体育館前) | 8.09km | |
10区 | 長和(長門町民体育館前) | 長和大門(綿屋工業前) | 2.90km | 男子中学生 |
11区 | 長和大門(綿屋工業前) | 小茂谷(旧エノキダケ直売所前) | 7.34km | |
12区 | 小茂谷(旧エノキダケ直売所前) | 白樺湖(緑苑前) | 9.35km | |
13区 | 白樺湖(緑苑前) | 柏原(チェーン脱着場) | 7.48km | |
14区 | 柏原(チェーン脱着場) | 茅野(丸井直売センター前) | 8.49km | |
15区 | 茅野(丸井直売センター前) | 諏訪(諏訪市役所駐車場) | 9.90km | |
16区 | 諏訪(諏訪市役所駐車場) | 岡谷(岡谷市役所) | 10.21km |
参加チーム
昭和の、そして平成の市町村合併により参加チームの区割り、名称変更などが行われている。長野市、松本市などの市部は地域拡大、郡部は減少などによりチーム間の人口格差が拡大しており選手集めに苦労するチームもある。チームナンバーは毎回固定である。
2022年からは高校、一般選手に参加標準記録が設けられ、その記録を期間内に突破した陸連登録選手のみ出走できるよう参加資格が改められた。単独では選手を編成できなかったチーム同士が合同チームを編成する事、さらに合同チームも編成できなかった場合は他チームから選手を借りてオープン参加とする制度も設けられた。
2023年長野県縦断駅伝第72回大会の参加チーム一覧
チームナンバー | チーム名 | |
1 | 上伊那 | |
2 | 松本市 | |
4 | 塩尻東筑木曽 | |
5 | 安曇野市 | |
6 | 飯田下伊那 | |
7 | 長野市 | |
8 | 上田東御小県 | |
9 | 全諏訪 | |
10 | 全佐久 | |
11 | 飯山栄 | |
13 | 須坂上高井 | |
14 | 中野下高井 | |
20 | 大北・千曲坂城・上水内 | オープン参加 |
チーム ナンバー |
チーム名 | 郡市名 | 優勝 回数 |
---|---|---|---|
1 | 上伊那 | 伊那市、駒ヶ根市、上伊那郡 | 38 |
2 | 松本市 | 松本市 | |
3 | 千曲坂城 | 千曲市、埴科郡 | |
4 | 塩尻東筑木曽 | 塩尻市、東筑摩郡、木曽郡 | |
5 | 安曇野市 | 安曇野市 | |
6 | 飯田下伊那 | 飯田市、下伊那郡 | 5 |
7 | 長野市 | 長野市 | 11 |
8 | 上田東御小県 | 上田市、東御市、小県郡 | 3 |
9 | 全諏訪 | 諏訪市、岡谷市、茅野市、諏訪郡 | 12 |
10 | 全佐久 | 佐久市、小諸市、北佐久郡、南佐久郡 | 1 |
11 | 飯山栄 | 飯山市、下水内郡 | |
12 | 大町北安曇 | 大町市、北安曇郡 | |
13 | 須坂上高井 | 須坂市、上高井郡 | |
14 | 中野下高井 | 中野市、下高井郡 | |
15 | 上水内 | 上水内郡、長野市に編入した旧上水内郡の豊野町、信州新町、鬼無里村、戸隠村、中条村[3] |
- 1 長野県縦断駅伝競走とは
- 2 長野県縦断駅伝競走の概要
- 3 表彰
- 4 外部リンク
固有名詞の分類
- 長野県縦断駅伝競走のページへのリンク