自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/18 10:16 UTC 版)
用語
- ダンジョン
- 本作品のダンジョンは洞窟や地下道のような外見ではなく、空が形成される程巨大な空間が縦にいくつも重なった階層構造になっている。階層ごとの移動は転送陣という魔法陣を用いる。
- 地下であるにもかかわらず昼夜の概念が存在し、一部の階層を除けば植物も自生しており、本物の外とは殆ど見分けがつかない。
- 最下層を攻略した上で条件を満たすと、それまでに手に入れたメダルの数に応じてあらゆる願いを叶えることができ、願いを叶え終えるとダンジョン自体が消滅する。
- ダンジョンが消滅した際中にいた人間は外に強制的に転移される。
- 清流の湖階層
- 転生したハッコンが最初にいた場所であり、ラッミス達の集落がある2層目の階層。名前通り湖がある平地という地形。
- 蛙人魔、鰐人魔、双頭蛇の3種類の魔物が住んでいる。また階層主として巨大な八本足のワニである八本足鰐が存在する。
- 迷宮階層
- 清流の湖階層の下になる3層目の階層。名前通り階層内に迷路があり、迷路の外は何もない荒野となっている。ここには魔物だけでなくダンジョンが作り出した落とし穴などの罠も設置されている。
- 魔物はオークである豊豚魔と頭蓋骨が宙に浮き炎を纏っているという外見の炎飛頭骨魔、階層主として炎を纏い骨盤から下が無い4本腕の巨大なスケルトンである炎巨骨魔が存在する。魔物は迷宮内にしか出現せず、迷宮の外周は安全地帯。
- 始まりの階層
- 清流の湖階層の上にあり、ダンジョンの入り口となる1層目の階層。岩肌が露出した洞窟のような地形となっている。ダンジョンに入った際は必ずこの階層を通り、奥の転送陣にたどり着かなければ他の階層へ行くことは出来ない。
- この階層に住んでいるのは実力不足や捨てられた子供など、訳があって転送陣にたどり着けなかった者が主となっている。誰でも入れるため他の階層よりも治安が悪く、窃盗などの犯罪を行うハンター崩れなどのならず者がいる。
- 亡者の嘆き階層
- 迷宮階層の下にある4層目の階層。階層中に乱立した墓、集落がボロボロのまま修繕されていないなど、ホラー要素が強い。
- 魔物はアンデッド系が中心で、迷宮階層にもいた炎飛頭骨魔の他、スケルトンである骨人魔、ゾンビである死人魔、階層主として高名な魔術師のゾンビである死霊王が存在する。この階層の魔物は生者に反応して襲い掛かってくるため、基本的に無機物には興味を示さない。なお、塩や聖水、回復魔法によるダメージなどの弱点は存在しない。
- ハンター
- 魔物を倒してダンジョンを攻略する職業。ダンジョンの各階層ごとに存在する「ハンター協会」という組織によって統制されている。
- 階層主
- 各階層に一匹しか存在しない強力な魔物。倒すと願いを叶える権利であるメダルを落とす。
- 階層割れ
- 文字通り階層を分ける地面や天井が割れ、一時的に穴が開く現象。非常に重量の重い魔物が暴れたり、強力な攻撃を地面に当てた場合に発生する。
- どの階層も天井から地面までの距離が非常に長いため、階層割れに飲み込まれた場合は大抵自由落下による猛スピードで下の階層の地面に激突し、死亡することとなる。
- 階層割れそのものは時間経過で修復され、最終的に穴が塞がり元に戻る。
- 魔道具
- 魔力を使って機能する道具の総称。ハッコンはこの一種として扱われている。
- 魔石
- 魔道具の燃料として機能する、魔力を溜めこんだ石。
- 爆石
- 魔石の中でも欠陥のある物。衝撃を与えると溜め込んだ魔力が暴走、爆発を起こすため、この名前が付いた。
- 獣人
- 本作品における獣人は獣の要素が非常に強く、ファンタジー作品によくある獣耳や尻尾が付いた人型ではなく、獣そのものが二足歩行をしている外見となっている。
- ^ 本人曰く、「所持金1000円で1週間喰いつがないといけない状況でも見知らぬ商品があったら買う」。
- ^ ネットで現地の自動販売機を見かけるたびに古今東西を駆け巡るほど。
- ^ むしろ「自動販売機を助けよう」という気持ちだった。
- ^ 本人はこの死に方をマニアの本望と受け入れている。
- ^ もし機能停止してしまった場合、ハッコンの人格がどうなるかは描写が無く不明。
- ^ テレビアニメ版では500キログラムとハッコン自身が説明している。
- ^ ただし蛙人魔との戦闘中、調子に乗ったことで敵の発見報告を褒めていると勘違いしたり、メントスコーラなどラッミスが知らない物を教えようとした際は伝えるのに苦戦したりと、完璧ではない。
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