総合診療科 特徴

総合診療科

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/09 02:17 UTC 版)

特徴

  • 外来・入院のいずれでも診断のついていない訴え(主訴)を問診・身体所見を重要な手掛かりとしながら推理し、最短・最速で診断に至ることを旨とする。
  • 一領域にとどまらない幅広く豊富な医療知識と正確な身体所見をとる技術を必要とする。
  • 複数の疾患を有し、特定の専門診療科のみでは対応困難なときに必要とされる。
  • 原因がわからない「不明熱」「原発不明癌」などの診療を得意とする。
  • 診断がついていない場合、全身状態が不良でも専門各科は入院受け入れを拒む傾向がある(特に大病院において)。そのような場合の入院の受け皿となる。
  • 入院診療では、内科以外の科から院内コンサルトとして発熱・感染・内科疾患の相談を受けることが多い。
  • 感染症をsub-specialityとしてもつ科が比較的多い。
  • 中小病院・診療所での社会的ニーズが高い。
  • 総合診療科誕生以来30余年が立つが、総合診療科の定義については未だ明確なものはない。

日本の総合診療科・部

大学病院(順不同)

国公立病院


など多数[5]


  1. ^ a b 第4回医道審議会医道分科会診療科名標榜部会総合科の新設について(案)」厚生労働省、2007年12月7日。
  2. ^ a b c 田中秀一 (2011年1月9日). “総合診療危機打破のカギ”. 読売新聞: p. 23面. オリジナルの2011年11月12日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20111112005921/http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=35711 
  3. ^ 「総合科」「認定医」案に医師会反発熊本日日新聞、2007年6月6日朝刊。
  4. ^ 総合診療科 - 東京医科歯科大学医学部附属病院”. www.tmd.ac.jp. 2018年8月25日閲覧。
  5. ^ 総合診療科一覧[リンク切れ]


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