幼なじみが絶対に負けないラブコメ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/08 01:15 UTC 版)
あらすじ
私立穂積野高校1年生の可知白草は、現役高校生作家でとてつもない美人であり、学校でも有名であった。同じ高校に通う丸末晴は、噂に聞いた彼女の小説を読んで率直に感動し、偶然得た機会で前から本人に直接伝えたかった小説の感想を伝えることに成功する。クールで気難しい性格の白草だが、彼女はそれに対し、微笑みを浮かべて感謝を述べたのだった。このとき、末晴は白草に初恋をした。
時は流れ、2年生の2学期。末晴は、隣の家に住む幼なじみで優しくてみんなから好かれている志田黒羽、そして白草と同じクラスになる。末晴はもうすぐ行われる文化祭のイベント「告白祭」をどうするか悩んでいたが、相手を白草にしようと心の中で考えていた。しかし実は夏休み前、末晴は黒羽からの本気の告白を断っていたのだった。そんな中更に末晴は、白草に、親が有名人で、芸能界で芝居もしているイケメンの彼氏(阿部充)ができたことを知り、とても悔しい思いをする。末晴は黒羽に、白草が好きだという気持ちと悔しさを伝えると、黒羽は「復讐」を末晴に持ち掛けた。それは、阿部を見返してやろうという内容だった。そして、周りに凡人だと思われている末晴はかつて、天才子役であったことが作品内で判明する。白草への復讐について末晴は、同じクラスで仲の良い甲斐哲彦と話し合って、得意な演技を告白祭で披露し、阿部を越えることを企画する。そしてその脚本は、事情を一部しか知らない白草が担当することになる。更に実は、白草は子役時代の末晴のファンであり、当時、ある一緒に遊べる機会に遊んだ際、白草の書いた物語の主人公を末晴が演じることを約束したこと、そして現在まで末晴のことがずっと好きであり、阿部と付き合っているのは嘘であることが判明する。そしてその後、その事実を白草本人より末晴が知ることとなる。末晴は告白祭で復讐の成功を目指し、そして告白祭でとある結論を出す。
後日その様子は哲彦により、彼の作った「群青チャンネル」に動画としてアップされる。芸能界で末晴の妹のような存在であった桃坂真理愛は、それを観て末晴達の前に現れ、恋敵である黒羽と白草に宣戦布告するのだった。
以降、末晴と、黒羽・白草・真理愛を中心とした四角関係の恋愛争奪戦や、そこに哲彦と、後輩である浅黄玲奈を加えた、動画を群青チャンネルで配信する団体、「群青同盟」による天才子役・丸末晴の物語が繰り広げられていく。
- ^ a b c d e 原作3巻時点。尚、役職名は群青同盟の正式メンバーによる無記名の多数決で決定。
- ^ 元々役者であり、末晴が演劇の道を進むきっかけとなっている。
- ^ 哲彦の「群青チャンネル」の存在を知った上でCM対決の際に彼らをまとめてそう呼んだのが始まり。
- ^ 「理想の妹」というドラマへ主演していた。
- ^ 「女も浮気する生き物なのだから浮気してもいいだろう」と豪語し、物語開始前に校内の3股がバレていたり、それでも懲りずに告白祭前には校外で5股していたりと「女の敵」認定されている。
- ^ ただし「エロい事は禁止ッス」という等、一線は引いている模様。
- ^ 企画で使用した場合や、他の候補で使用した場合にゴリ押し出来てしまう事を防ぐため。
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