女義太夫
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太夫1名と三味線1名で演奏されるのが基本である。番組によっては、太夫と三味線も複数になることがあり、ほかに箏が加わることもある。娘義太夫での三味線は、太棹と呼ばれる三味線のなかでもっとも大型で、かつ音域が低いものが用いられる。演奏は、劇場、寄席などにおいて、人形などの団体と合同の公演もあるが、多くの場合、人形/歌舞伎などが伴わない素浄瑠璃にておこなう。衣装は、夏は白、冬は白の着物に、大夫/三味線ともに揃いの肩衣と袴をつけておこなう。
- ^ 「女義太夫」という呼び方は、たとえば『演劇百科辞典』(平凡社)や『国史大辞典』(吉川弘文館)で「女義太夫」として立項され、同じく「娘義太夫」という呼び方は、『日本歴史大事典』(小学館)で「娘義太夫」として立項されているが、21世紀に入ってからは「女流義太夫」が一般的である。
- ^ 「のう、じょぎ、ろう」イベント告知
- ^ 『知られざる芸能史 娘義太夫』p.195-196
- ^ 俗に「たれ義太夫」ともいい、「タレぎだ」は楽屋用語である。桂文楽『あばらかべっそん』、三遊亭圓生『寄席切絵図』他。特に義太夫出身の圓生も言っていたが、現在は女性をタレと呼ぶことが蔑視的であるため、使われなくなった。
- ^ 日本放送協会『日本放送史』1951年刊。の巻頭写真の説明に「初期の放送」に竹本綾之助以下娘義太夫(一名「たれぎだ」)とある
- ^ 『篠田鉱造『明治百話(下)』岩波書店 1996年(「明治の娘義太夫」)
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