女義太夫 女義太夫の概要

女義太夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/15 02:49 UTC 版)

娘義太夫の竹本京子と京枝

太夫1名と三味線1名で演奏されるのが基本である。番組によっては、太夫と三味線も複数になることがあり、ほかにが加わることもある。娘義太夫での三味線は、太棹と呼ばれる三味線のなかでもっとも大型で、かつ音域が低いものが用いられる。演奏は、劇場、寄席などにおいて、人形などの団体と合同の公演もあるが、多くの場合、人形/歌舞伎などが伴わない素浄瑠璃にておこなう。衣装は、夏は白、冬は白の着物に、大夫/三味線ともに揃いの肩衣と袴をつけておこなう。


  1. ^ 「女義太夫」という呼び方は、たとえば『演劇百科辞典』(平凡社)や『国史大辞典』(吉川弘文館)で「女義太夫」として立項され、同じく「娘義太夫」という呼び方は、『日本歴史大事典』(小学館)で「娘義太夫」として立項されているが、21世紀に入ってからは「女流義太夫」が一般的である。
  2. ^ 「のう、じょぎ、ろう」イベント告知
  3. ^ 『知られざる芸能史 娘義太夫』p.195-196
  4. ^ 俗に「たれ義太夫」ともいい、「タレぎだ」は楽屋用語である。桂文楽『あばらかべっそん』、三遊亭圓生『寄席切絵図』他。特に義太夫出身の圓生も言っていたが、現在は女性をタレと呼ぶことが蔑視的であるため、使われなくなった。
  5. ^ 日本放送協会『日本放送史』1951年刊。の巻頭写真の説明に「初期の放送」に竹本綾之助以下娘義太夫(一名「たれぎだ」)とある
  6. ^ 『篠田鉱造『明治百話(下)』岩波書店 1996年(「明治の娘義太夫」)


「女義太夫」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「女義太夫」の関連用語

1
100% |||||

2
女義太 デジタル大辞泉
100% |||||

3
100% |||||

4
女浄瑠璃 デジタル大辞泉
76% |||||

5
娘義太夫 デジタル大辞泉
76% |||||

6
56% |||||

7
32% |||||

8
32% |||||



女義太夫のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



女義太夫のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの女義太夫 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS