外道 (プロレスラー)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/29 00:28 UTC 版)
得意技
直線的なパワーファイトを見せる邪道に比べ、外道の場合は巧みな反則攻撃や華麗なテクニックで試合を展開していく。外道曰く、「レフェリーのブラインドを突いて、ルール内で反則攻撃を行うのが本当のヒールである」という悪の美学を持っている。また試合中にも「Mother fucker!!(発音はマダファカに近い)」や、「Hey!Hey!Hey!」など英語での罵り言葉や煽り文句を多用するのが特徴であり、やられている際も「Shit!」と声を上げることが多い。
- スーパーフライ
- いわゆるフロッグスプラッシュ。外道の場合は、この技で試合が決まることが非常に多くなっている。
- 技名はスーパーフライ・ジミー・スヌーカのファンであったことから。飛ぶ際に、「スーパーフライ!」と叫んで見得を切ってから技を仕掛けることも多い。外道の盟友でもある田中も得意とする技の一つ。
- 外道クラッチ
- 外道のオリジナル技で、外道の他にも現在では多くの他選手もコピーしている。
- 急所攻撃→コンプリートショットの流れや低空ドロップキックから決めるパターンが多い。
- コンプリート・ショット
- フィニッシュ・ホールドとしても用いられたが、後に繋ぎ技の扱いとなっている。
- TEAM 2000時代には師であるGOKU-DOや総帥の蝶野正洋、BULLET CLUBではジェイ・ホワイトにも伝授された。
- トラース・キック
- クローズアップされることは少ないが、カウンターやチェンジ・オブ・ペース等、要所で使用している。形的にはスーパー・キックに近い。
- コンプリート・ショットをフィニッシュとしていた時期は下記のチン・クラッシャーと共にその布石として用いられた技で、近年では片膝をついた相手に一度見得を切ってから放つものを多用している。
- ナックル・パート
- 外道の場合は、張り手に近いフォームで打ち出す。元パートナーの邪道とは比べ、逆水平チョップはほとんど使用しない。BULLET CLUBに加入してからはメリケンサックを着用して使用している。
- マンハッタン・ドロップ
- カウンターで使用される。この技から流れるようにDDTに繋げる連携を見せており、時折ナックルパンチや下記チン・クラッシャーを間に挟むこともある。
- チン・クラッシャー
- 俗に職人系ヒールと呼ばれるレスラーが好んで使用する技で、外道のそれは両足を踏み揃えずにジャンプするタイプのものを使用。
- ムーンサルト・アタック
- 場外で立っている相手に対して仕掛けるムーンサルト・プレス。近年では全く使用しない。
- ダイビング・ヘッドバット
- こちらもかつての得意技で、近年では全く使用しなくなった技の一つ。リング中央まで飛んで行く飛距離を見せていた。
- ツームストーン・パイルドライバー
- かつて上記二つ、過去の得意技への繋ぎ技として使用された技の一つ。奇しくも現在、自らがマネージャーを務めていたオカダ・カズチカがフィニッシャーへの布石として使用している。
- WARスペシャル
- 外道がWAR所属時代、フィニッシュに使っていた技。初出場のスーパーJカップでは、この技で多くの選手を苦しめた。
- 急所蹴り
- 主にバックを取られた際に使用。
- ヒールレスラーが好んで使用するタイプの仕掛け方であるが、外道のそれは神業とも称される。
- 全日本プロレス参戦時、初対戦したジャイアント馬場にフルネルソンを仕掛けられた際に繰り出したが、足が馬場の股間に届かず空振りに終わり、逆に馬場に背後からの急所蹴りを食らうと言う珍しいシーンが起きた。
- 杖攻撃
- ピンチになった際、セコンドやパートナーがレフェリーの気をそらしてから入場時に首からぶら下げて所持していた杖での攻撃。
- 近年では下記、竹刀攻撃に取って変わられたのかあまり見られなくなった。
- 竹刀攻撃
- 主にセコンド時に乱入してこの攻撃でアシストすることが多い。上記、杖攻撃が見られなくなったあたりから多用するようになった。
- こちらも盟友の田中も得意とする攻撃の一つで、スーパーフライと異なりどちらかと言えば外道の代名詞的存在となりつつある。
- ゴング、木槌攻撃
- レザーベルト攻撃
- レザーベルトで背中を叩く
- メリケンサック攻撃
- スーパー・パワーボム
- 邪道および田中、冬木との代表的な合体技の一つ。
- この技を仕掛ける場合、外道はアシスト側に回ることがほとんどである。
- 木の葉受け(木の葉舞い)
- ラリアット等を受ける際、全身をきりもみ式に回転させて受け身を取るテクニック。
- GOKU-DO譲りのテクニックで、かつては限られた使い手の一人であった。
- ^ a b PS2用ソフト「レッスルキングダムII」レスラースペシャルインタビュー
- ^ 『オカダが「ハッピーバースデー」の生歌で外道のバースデーを祝福!/「3Dプロレス」舞台挨拶・WMCみなとみらい』(プレスリリース)新日本プロレスリング株式会社、2013年2月24日 。2021年10月13日閲覧。
- ^ 中村, 健吾 (2018年8月13日). “オカダ・カズチカ、外道とのコンビ解散を発表「1人でやっていきます」”. スポーツ報知 2021年10月13日閲覧。
- ^ どら増田 (2018年12月11日). “新日本オカダ・カズチカが“生みの親”外道と12.14後楽園で因縁のシングル対決!”. リアルライブ 2021年10月13日閲覧。
- ^ “外道”. 選手プロフィール. 新日本プロレスリング. 2021年3月21日閲覧。
- ^ “NOSAWA論外“瞬殺負け”の引退試合にどよめき「5分もリングに立てない体」介錯役の石森太二は涙/デイリースポーツ online”. デイリースポーツ online. 2023年10月29日閲覧。
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