仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超・電王トリロジー 公開作品

仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超・電王トリロジー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/15 00:35 UTC 版)

公開作品

『EPISODE RED ゼロのスタートウィンクル』(エピソードレッド ゼロのスタートウィンクル)
2010年5月22日公開された第1弾。
『EPISODE BLUE 派遣イマジンはNEWトラル』(エピソードブルー はけんイマジンはニュートラル)
同年6月5日公開された第2弾。
『EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレーツ』(エピソードイエロー おたからデエンド パイレーツ)
同年6月19日公開された第3弾。

概要

『仮面ライダー電王』の劇場版新シリーズ「超・電王シリーズ」第2弾。同時に仮面ライダーシリーズ初の3作品連続公開作品でもある。

電王シリーズを通しての主人公である野上良太郎 / 仮面ライダー電王モモタロスウラタロスキンタロスリュウタロスたち4人のイマジンが、他のライダーと関わり、交流する姿が描かれる。

桜井侑斗 / 仮面ライダーゼロノスをゲスト主人公とする『RED』・野上幸太郎 / 仮面ライダーNEW電王をゲスト主人公とする『BLUE』・海東大樹 / 仮面ライダーディエンドをゲスト主人公とする『YELLOW』と、3人の仮面ライダーがそれぞれ電王とともに活躍するエピソード3本が2010年5月22日・6月5日・6月19日と順に公開。

本作品は上記の3人を中心とした3作品であるため、『仮面ライダー電王』と『仮面ライダーディケイド』のスピンオフ作品とも呼べる内容になっている。

『RED』は「テレビシリーズ」としての電王のこれから、『BLUE』は「劇場版シリーズ」としての電王のこれから、『YELLOW』は「仮面ライダーシリーズ」としての電王のこれから、の面白さを凝縮した作品として制作した、という意図が公式サイトで明かされている。

『BLUE』ではNEW電王に新武器、『YELLOW』では従来の劇場版と同様に、劇場版限定ライダーや劇場版限定の初登場フォームが登場する。

『BLUE』で上原美来を演じた高山侑子は後の『仮面ライダーウィザード』において大門凜子役でレギュラー出演を果たした。

入場者特典として全国50万名に劇場オリジナルガンバライドカードがプレゼントされた。また、各チケット半券計3枚をはがきに貼り付けて応募することで「特製モモタロスボイスカード」を抽選でプレゼントする『トリロジー達成キャンペーン!!』も行われた。

あらすじ

  • それぞれのストーリー上の関連性はほとんどないが、オーナーが一貫して不可解な行動をとっており、『YELLOW』終盤でその真意が明かされた。
  • タイトルにはその作品にあった色でライダーの名前が隠れている。
『RED』
ミルクディッパーのリニューアルオープンのための準備をしている愛理と良太郎。その時、モモタロスが良太郎の前にやってきた。ピギーズイマジンによってデンライナーに日にちを設定していないチケットを入れられてしまいデンライナーのコントロールが出来なくなってしまったらしい。
一方、ミルクディッパーの買出しに出かけた愛理は二人の不良に絡まれかけてしまう。間一髪、良太郎に憑依したモモタロスが追い払ったため事なきを得たが男たちはある人物から愛理を襲えと指図されていたようでその周囲を見回してみると桜井侑斗の姿が。
そのころ、制御の出来ないデンライナーには困惑する乗客の中にデネブが乗り込んでいた。その後ミルクディッパーの準備をする愛理、悪漢らしい男たちが入店しミルクディッパーで暴れ始める。だがそれを救ったのは侑斗だった。
なぜ、侑斗は愛理を助けたのか?そして愛理を狙う真犯人とは?
さまざまな謎が交差するとき仮面ライダーゼロノスラブアンドバトルが始まる。
『BLUE』
フリーマーケットが開かれていたキングライナーのターミナルでチケットの窃盗事件が発生する。警備員を蹴散らし屋上に逃げたフード姿の怪人を待ち構えていたのは偶然、ターミナルに来ていた良太郎。電王ソードフォームに変身して捕らえようとするが正体を現したマンティスイマジンののらりくらりとした態度と毒の息に翻弄され苦戦を強いられる。結果、イマジンには逃亡され良太郎は戦闘不能、モモタロスも足を負傷してしまう。
この事態を見かねたオーナーは「助っ人を呼んでおきました」と語り、現れたのはなぜかジーク。ゲンナリする面々だが本物の助っ人である仮面ライダーNEW電王野上幸太郎は相棒のテディとともにターミナルを訪れていた。再会を喜び早速調査に向かおうとするがそこでオーナーが衝撃発言をする。「テディ君との契約は、終了とさせていただきます」。
オーナーの言葉の意味は?そしてマンティスイマジンがチケットを盗んだ理由とは…?
さまざまな思いが交錯する中、幸太郎とテディの友情の絆が試される。
『YELLOW』
イマジンの匂いを察知したモモタロスはウラ、キン、リュウタの四人で夜の街を探索していた。そして、ビルの上を軽々と飛び移る人影を発見する。契約者の青年に憑依したスパイダーイマジンを追い詰めるがモモタロスは青年がどこかで見た顔だと気づく。遅れて良太郎も到着するが契約が完了してイマジンは過去に跳んでしまう。
青年は「野上良太郎に会いたい」と望んでいたのだ。青年が何者なのか気になる良太郎とモモタロスだがイマジンの撃退が先、2008年11月22日に跳んだスパイダーイマジンを追い掛け、難なく撃破した電王だがフルチャージの際に使用したライダーパスが見つからない。皆で捜していた隙を突かれてライダーパスを手に持った青年がデンライナーをジャックする。ここにきてモモタロスは青年の正体が仮面ライダーディエンドこと海東大樹だったことを思い出した。
そして、デンライナーは2008年から現代に帰ろうとするがなぜかすぐ戻ってきてしまう。オーナーはそれに対して大樹に「あなたはこの時間に、よほど強い思い入れがあるようですね」と問う。
過去に跳んだ大樹は何をしようとしているのか?さらに大樹を追って新たな電王、仮面ライダーG電王に変身する時間警察の黒崎レイジと人工イマジンのイブが現れる。大樹とレイジ、2008年11月22日に始まった両者の因縁とは一体何なのか?
過去と現在の出来事に秘められた失われたお宝を取り戻す時、ディエンドは新たな変身を遂げる。

注釈

  1. ^ 本編のエピローグで「8月25日」と表記。
  2. ^ 装着時にパトカー型のパーツが変形し、サイレンが鳴り響く。左目が赤、右目が青。
  3. ^ この能力はイブの力によるものである。
  4. ^ ディエンド用のケータッチを取り寄せた。
  5. ^ a b c d エンディングクレジットでは役名未表記。
  6. ^ a b ノンクレジット。
  7. ^ a b エンディングクレジットでは「岡田貴」と誤表記。
  8. ^ 最後のオーナー絡みのオチの部分のみ担当[15]
  9. ^ アレンジ版の「DEN-LINER form」も含む。
  10. ^ アレンジ版の「Rod」「Ax」「Gun」「Coffee」「Wing」の各「form」を含む。
  11. ^ 例として『RED』の場合、『BLUE』に登場するテディが現れるなど。
  12. ^ この予告は、『YELLOW』のDVD、BDにもそのまま収録されている。

出典

  1. ^ 2010年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
  2. ^ a b c d e f g h i j パンフレットR 2010
  3. ^ a b パンフレットR 2010, 「Special Interview 韮沢靖」
  4. ^ a b c パンフレットY 2010
  5. ^ a b パンフレットY 2010, 「INTERVIEW 柴﨑貴行」
  6. ^ a b 『超・電王トリロジー コレクターズBOX』特典DVD2のデータファイルより。
  7. ^ 子供時代の黒崎レイジ”. 仮面ライダーWEB. 東映. 2021年3月21日閲覧。
  8. ^ a b -Profile- 丹野宜政”. 「殺陣師がゆく。」(大野剣友会公式ブログ) (2010年6月5日). 2011年5月4日閲覧。
  9. ^ a b c d e f 高岩成二 2021, p. 221.
  10. ^ a b c 仮面俳優列伝 2014, pp. 91–99, 「第2章 昭和から平成へ仮面の下のイノベーション 08 おぐらとしひろ(東映ヒーローMAX vol.34掲載)」
  11. ^ a b c d 伊藤教人”. 劇団BRATS Official Web Site. 2011年5月7日閲覧。
  12. ^ DVDメイキング映像より
  13. ^ a b c d パンフレットB 2010
  14. ^ 東映HM54 2016, pp. 88–93, 取材・構成 鶯谷五郎「東映ヒーロー仮面俳優列伝 藤田慧」
  15. ^ パンフレットB 2010, 「SPECIAL INTERVIEW 小林靖子」
  16. ^ シネマトゥディ. “『アリス』が100億円超えで独走中!『仮面ライダー』、市原隼人の『ボックス!』も順調にランクイン!!【映画週末興行成績】”. 2010年5月26日閲覧。
  17. ^ シネマトゥディ. “『告白』2日で2億超えでどっかーんとトップに降臨!『アリス』が首位から陥落【映画週末興行成績】”. 2010年6月8日閲覧。
  18. ^ 『告白』3週連続1位!動員数伸び続け15億円を突破!『仮面ライダー超電王』第3弾も好調にランクイン!【映画週末興行成績】シネマトゥディ 2010年6月22日
  19. ^ 【ぴあ満足度】トリロジー最高の満足度!『超・電王トリロジー』第3弾がランク首位にぴあ映画生活 2010年6月21日





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