人工少女 人工少女3

人工少女

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/19 10:49 UTC 版)

人工少女3

2007年11月30日発売。人工少女2に比べグラフィックの拡張を主に様々な要素が追加された。最たる例は、キャラ/衣装作成ツール・キャラクター/衣装データが本体と完全に分離され、非常に幅広いカスタマイズが可能となったこと、複数のキャラクターを同時にゲーム世界に登場させられるようになったことである。キャラクターと本体セーブデータの分離は、その後のILLUSIONのタイトルのほとんどで採用されることとなった。

本作では舞台が無人の「島」から「街」に変更。存在する居住可能な家屋は一般的な一軒家、和風屋敷、洋館の3種類で、この世界に投入された少女たちはこのいずれかに住まうことになる。(ただし少女の設定によっては神社の奥や海などで睡眠をとることもある。)その他にも学校や海(海の家)、神社などの建造物がある。『はんなり』をインストールすることで建造物は更に増える。

また、細部にパロディーも用意してある。特筆するものとしては、睡眠中の少女に対して「呼ぶ」コマンドを実行することで寝言を言うことがあり、キャラクターの基本性格によって「仮面ライダー電王」や「機動戦士ガンダム」、更には「武装錬金」や「初音ミク」の台詞などがオマージュとして個別に用意されている。

本作では、投入した少女と良好な関係を構築することが通常の目的となるため、おのずと時間を共有することがかなり大切になる。関係の終着点がセックスにある点を除けば、このゲームシステムは、ROOMMATEのコンセプトに近いものがある。

人工少女3 はんなり

『人工少女3 はんなり』は2008年5月30日に発売された同作品の追加ディスク。

この追加ディスクでは人工少女2で好評であった、プレイヤーへの語りかけやプレイヤーキャラとの散歩などを始めとした多くの少女の行動の拡張や、複数の少女間での会話や修羅場イベントの発生、操作性の改善、その他大小様々な修正など、人工少女3を大きく補完するものとなっている。

ちなみに「はんなり」とは京言葉で「花のように」という意味を持っており、転じて京都の典型的な美女モデル(ステレオタイプとも言えるが)「おっとりした上品な京都の美女」を形容する際に使用する表現である。本作では、そのタイトル通り、京都弁を語るキャラボイスが含まれているが、京都弁キャラボイスを担当する涼森ちさとは京都出身ではなく大阪府出身である[要出典]。本作で追加されたキャラクターボイスは、大阪弁「宮沢ゆあな(大阪府出身)」と博多弁「紫華すみれ(福岡出身)」を加え合計3種類。人工少女のローカライズ拡張版とも言える。

キャスト

評価

3
本作は、アダルトゲーム雑誌『メガストア』2008年2月号に掲載された「メガストア マンスリーデータランキング」において初登場で2位にランクインした[1]



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