ヨハン・ニコラウス・バッハ ヨハン・ニコラウス・バッハの概要

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ヨハン・ニコラウス・バッハ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/03/19 16:14 UTC 版)

ヨハン・ニコラウスはヨハン・クリストフ・バッハの長男であり、ヨハン・ゼバスティアン・バッハとははとこの関係にあたる。イェーナ大学で学んだヨハン・ニコラウスは、後に母校のオルガニストとなっている。生地はおそらく父が音楽家として職を得ていたアイゼナハであると考えられ、1689年まではアイゼナハ・ラテン学校に籍を置き、ゼバスティアン・クニュップファーの息子でイェーナの街のオルガニストであったJ.M.クニュップファーに師事していた。1696年のイタリア逗留後、ヨハン・ニコラウスはイェーナの州立教会、及び修道者教会のオルガニストに就任した。

ヨハン・ニコラウスはアントニオ・ロッティの影響を受けた。デンマークの軍隊に入隊したが、その後イェーナに戻って没するまでこの地で暮らした。彼の作品はわずかしか現存していない。また、彼はハープシコードやオルガンの製作も行った。

現存するヨハン・ニコラウスの作品には、ミサ曲が1曲、『Nun freut euch lieben Christen g'mein』へのコラール前奏曲が2曲などがある。ジングシュピール『Der jenaische Wein- und Bierrufer』は、イェーナの学生の伝統に基づくクォドリベットの形式をとっている。

参考文献

• Rochus von Liliencron (1875), “Bach, Johann Christoph” (ドイツ語), Allgemeine Deutsche Biographie (ADB), 1, Leipzig: Duncker & Humblot, pp. 729  - (Nebeneintrag: Sohn von Johann Christoph B.)
• Wilibald Gurlitt: Bach, Johann Nikolaus. In: Neue Deutsche Biographie (NDB). Band 1, Duncker & Humblot, Berlin 1953, ISBN 3-428-00182-6, S. 484 f. (電子テキスト版).

外部リンク

• Johann Nicolaus Bachの楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト