ユタとふしぎな仲間たち あらすじ

ユタとふしぎな仲間たち

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/08 00:43 UTC 版)

あらすじ

小学生六年生の勇太(ユタ)は、母親の生まれ故郷である東北の山間にある温泉村の湯の花村にある分教場に転校してきたが、村の子供たちに馴染めず退屈で孤独な日々を過ごしていた。ある日、温泉宿の銀林荘で働く寅吉じいさんから座敷わらしの伝説を教えられ、興味を抱いたユタは、満月の晩、座敷わらしが出るといわれる宿の離れに一人で泊まることに。座敷わらしと出会い、仲間として交友を深めるうちにユタは明るく元気に成長していく。

登場キャラクター

人物

ユタ(水島勇太)
本作の主人公。小学校六年生。父親を海難事故で失い、東京から母親の実家がある東北の温泉村にある小さな分教場に転校してきた気弱な少年。村の子供に比べると小柄で、肌の色が白いことから「東京のもやしっこ」と呼ばれている。
ユタの母親(水島妙子)
親類が営む温泉宿「銀林荘」で帳簿つけの仕事をしている。
高野クルミ先生
村の分教場で小学生の低学年と高学年の2クラスをかけもちで教えている。
高野マモル先生
妻のクルミ先生と2人で分教場で教師をしている。中学生クラスを担当。
寅吉じいさん
銀林荘に雇われている老人。温泉を沸かすための薪割りをしている。
おたねさん
銀林荘の女中頭
小夜子
本作のヒロイン。ユタと同じ教室で学んでいる小学校5年生の女の子。継母の手伝いでいつも赤ん坊(弟)をおんぶして学校に通っている。
大作
中学三年生。分教場で一番の大男で、鼻の下にうっすら髭が生えている。ユタと教室は別だが、全校生徒のリーダーとしてにらみをきかせている。
一郎
村長の息子で、ユタの同級生。ユタをあまり快く思っていない。

座敷わらし

出生まもなく親に殺され名前がないことから、自分が捨てられた場所の通り名(=かっこ内)をもじって呼び合っている。全員が男で、年長者のペドロを親分に共同生活を送っている。ユタを励まし、心強い仲間になる。

ペドロ(=ペン泥沼)
元禄8(1696)年生まれ。座敷わらしのリーダー格。
モンゼ(=門前)
宝暦5(1756)年生まれ。
ダンジャ(=檀沢)
天明3(1784)年生まれ。
ゴンゾ(=権三)
天保4(1834)年生まれ。メンバーで唯一本名を持つ。
ヒノデロ(=日の出楼)
明治35(1902)年生まれ。女性的な口調や振る舞いをする。
ジュノメェ(=十の前)
出生年不明。
トガサ(=斗ケ沢)
出生年不明。
ジンジョ(=地蔵)
出生年不明。
ジュモンジ(=十文字)
出生年不明。

書籍情報


注釈

  1. ^ その時の舞台裏の様子をMBSテレビのドキュメンタリー番組『情熱大陸』のカメラが密着し、放送された。

出典

  1. ^ 三浦哲郎『雪の音 雪の香りー自作への旅』新潮文庫、2017年。 
  2. ^ 三浦哲郎『ユタとふしぎな仲間たち』”. 新潮社. 2021年10月13日閲覧。
  3. ^ 『ユタとふしぎな仲間たち』(三浦 哲郎、碧川 みなみ)”. 講談社BOOK倶楽部. 講談社. 2021年10月13日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j k 放送ライブラリー program番号:159436
  5. ^ 「綴込特別付録 宇宙船 YEAR BOOK 2002」『宇宙船』Vol.100(2002年5月号)、朝日ソノラマ、2002年5月1日、169頁、雑誌コード:01843-05。 
  6. ^ NHK少年ドラマシリーズ”. 2014年8月10日閲覧。
  7. ^ 【続報】『ユタと不思議な仲間たち』東北応援プロジェクト始動――都内避難者をご招待いたしました(劇団四季、2011年5月29日)
  8. ^ 劇団四季が岩手、宮城、福島の3県でミュージカルを上演 地元の子どもたちを招待(シアターガイド、2011年5月30日)






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