モビルファイター モビルトレースシステム

モビルファイター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/11 05:31 UTC 版)

モビルトレースシステム

モビルトレースシステムはMFを制御する操縦系であり、搭乗者側はナノマシンを内蔵したファイティングスーツを着込み[1]、機体内部に乗り込む。スーツの着用はゴム状の薄い膜を張ったリングが搭乗者の頭上から下に向かって回転しながら通過し、搭乗者の首から下にフィットするように膜が貼り付き、スーツが形成される。膜は張りがあり、上から強く押しつけながら巻きつきように装着されるので、全身には大きな負荷がかかる。そのため鍛え抜かれたガンダムファイターであっても苦痛を伴う作業となる。システム側は搭乗者のスーツに仕込まれたセンサーから得られる伝達動作・筋肉電流・脳波・神経電流などさまざまな動きをトレースし、機体を動かす[1]。ただし、人体の骨格と機体の構造は必ずしも同一ではないため、歩行を含めトレースしきれない部分はガンダムファイター側の意思や感情を機体側のレートにコンバートして対応する[2]。尚、未来世紀においてはディマリウムを用いた脳波制御技術が確立されており、ファイティングスーツに使用されるモビルトレースシステムのアンテナや一部武器の使用にも活用されている[3]。逆に、MFが受けたダメージ、電位差、重力加速度等はファイティングスーツを通して痛覚等として再現され、ガンダムファイターへとフィードバックされる[4]。尚、各種のセンサーや兵装用トリガーの追加は任意で可能となる[1]

動力

MFに用いられる動力は不透明である。未来世紀においては重力制御技術が確立されているため、超電導とグラビティコイルを用いた熱交換発電が存在する。一方で、MFには液体ヘリウムと液体酸素を用いた核融合炉が搭載、重力制御技術を用いた縮退炉が採用されているとした説も存在するとされる[5]

装甲


  1. ^ a b c 「データコレクション 機動武闘伝Gガンダム」メディアワークス 2000年5月 66-67頁。(ISBN 978-4840215763)
  2. ^ 『MS SAGA No.7』メディアワークス、1994年12月、74-75頁。ISBN 4-07-302310-1
  3. ^ 『MS SAGA No.8』メディアワークス、1995年4月、62-63頁。ISBN 4-07-302787-5
  4. ^ 「マスターグレード シャイニングガンダム」バンダイ 組立説明書参照
  5. ^ 『MS SAGA No.6』メディアワークス、1994年8月、164-165頁。ISBN 4-07-301457-9
  6. ^ 富士原昌幸の漫画『機動武闘伝Gガンダム ガンダムマスクの挑戦』『機動武闘伝Gガンダム 復讐のJガンダム』に登場するオーストラリア近海の架空の国家
  7. ^ 機動武闘外伝ガンダムファイト7th』あとがきより。
  8. ^ a b c 杉原克由編「機動武闘伝Gガンダム-----スタッフインタビュー メカニカルデザイン 大河原邦男」『機動武闘伝Gガンダム ガンダムファイトハンドブック』主婦の友社、1994年9月20日、ISBN 4-07-301753-5、88頁。





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