マスーアン (マサチューセッツ州)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/03 06:53 UTC 版)
市政府
マスーアンは昔から、タウンミーティングと町政委員会の政府形態を採っており、マスーアン町と呼ばれていたが、憲章を採択して市政委員会とマネジャーの方式に置き換えた。政府形態は歴史的にも法的にも市のものであるが、伝統主義の形をとって、その憲章の中に「町」という呼称を残していた[2]。しかし、マサチューセッツ州の都市は、町にはない自治権があるので、法律上は「マスーアン町と呼ばれる市」と呼ばれるようになった。その後の憲章で強い市長の政府形態を採用し、公式に名称を「マスーアン市」に変えた。
マスーアン市政府は、1人の市長、全市を選挙区に選ばれる市政委員3人、東地区の市政委員2人、中央地区の市政委員2人、西地区の市政委員2人、および教育委員会委員6人で構成されている。
2008年10月15日時点での登録有権者と政党支持の構成[10] | |||||
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政党 | 登録有権者 | 構成比 | |||
共和党 | 4,022 | 13.29% | |||
民主党 | 12,023 | 39.73% | |||
無党派 | 13,987 | 46.22% | |||
少数政党 | 227 | 0.75% | |||
合計 | 30,259 | 100% |
教育
公立学校
- マスーアン高校
- 包括グラマースクール
- テニー・グラマースクール
- ティモニー・グラマースクール
- マーシュ・グラマースクール
私立学校
- イスラミック・アカデミー・フォー・ピース、私立イスラム教共学の小学校と中学校、2001年設立、オークランド・アベニュー125にあり、若いイスラム教徒が地域社会の高潔な指導者にするべく、学術の優秀さとイスラムの価値の基礎を教えている。
- セントモニカ、カトリック教会の幼稚園から8年生を教え、シスターズ・オブ・ノートルダムが運営
- セントアンズ・ホーム・アンド・スクール[11]、学習障害、行動障害、感情障害の幅広い範囲に対応するデイスクールであり、滞在、通学などの選択肢もある。強化され包括的な援助を必要とする児童、青年とその家族のために、継続して特殊サービスを提供できるように工夫されている[12]。
- プレゼンテーション・オブ・メアリー・アカデミー、1958年設立の市立カトリック系高校。元エドワード・F・サールズ荘園と呼ばれていた、広さ22エーカー (8.9 ha) のキャンパスにある。当初は9年生から12年生の女子を教えていたが、2011年から2012年の教育年度に共学になった[13]。
スポーツ
マスーアン高校の運動競技チームはメリマック・バレー・カンファランスに属している。その大きな対抗相手はアンドーバー高校のゴールデンウォリアーズ、ローレンス市のセントラル・カトリック高校レイダーズ、ヘイブリル高校ヒリーズである。感謝祭の日にはドラカット高校ミディーズとフットボールの試合を行う。この2チームは1935年の感謝祭ではない日に最初の試合を行い、その後1963年に感謝祭の日の設定が行われてから再開された。高校のカラーは白と青であり、マスコットはレンジャーである。これは町の住人ロバート・ロジャーズが設立したロジャーズ・レンジャーズに因むものであり、アメリカ陸軍レンジャーズの前身である。
歴史地区
サールズ・テニー・ネビンス歴史地区、1992年に「マサチューセッツ州で最大級に特徴ある地区の建築と豊かな性格」を保存するために市が設立した地区であり、市の父であるデイビッド・C・ネビンス、エドワード・F・サールズ、チャールズ・H・テニーにちなんで名付けられた。
市のウェブサイトには次の様に記されている
今日、3人が合わせたビジョンは、工場、住宅、学校、邸宅、教会、記念碑、遊技場、図書館に見られ、その美的な競合からできた建築物のファンタジーが見える。この歴史地区の領域は、サールズ、テニー、ネビンス各家とそこで働いた人々によって建設され使われた資産が含まれるように設定された[14]
この歴史地区はマスーアン歴史地区委員会が管理しており、その歴史的一体性を損なうかもしれない改変から保護している。サールズ・テニー・ネビンス歴史地区に入っているのは、スピケット滝歴史地区とプレザント・ハイ歴史地区である。どちらも地域の多くの建物と同様にアメリカ合衆国国家歴史登録財に指定されている[15]。
- ^ “Quickfacts.census.gov”. 2023年11月3日閲覧。
- ^ a b Although it is called the "Town of Methuen," it is a statutory city of Massachusetts. See Office of the Secretary of the Commonwealth
- ^ “City of Methuen, Massachusetts Profile” (pdf). 2014年8月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年9月15日閲覧。
- ^ “US Gazetteer files: 2010, 2000, and 1990”. United States Census Bureau (2011年2月12日). 2011年4月23日閲覧。
- ^ “Geographic Identifiers: 2010 Demographic Profile Data (G001): Methuen Town city, Massachusetts”. U.S. Census Bureau, American Factfinder. 2012年8月30日閲覧。
- ^ [anon] (1879). New England: A handbook for travellers. Boston: Houghton, Osgood and Company. pp. 279 2010年10月28日閲覧。
- ^ “Breakdown lane will be closed for rotary project in Methuen”. Eagle Tribune. Eagle Tribune. 2014年8月6日閲覧。
- ^ “Methuen Rotary Project: Home”. MassDOT. MassDOT. 2013年1月27日閲覧。
- ^ “American FactFinder”. United States Census Bureau. 2008年1月31日閲覧。
- ^ “Registration and Party Enrollment Statistics as of October 15, 2008” (PDF). Massachusetts Elections Division. 2010年5月8日閲覧。
- ^ St. Ann's Home and School
- ^ http://www.st.annshome.org/Site/
- ^ “Presentation of Mary website”. 2010年10月29日閲覧。
- ^ “City of Methuen Website: the Historic District”. 2010年10月29日閲覧。
- ^ National Park Service (24 April 2008). "National Register Information System". National Register of Historic Places. National Park Service. 2020年10月12日閲覧。
- ^ Methuen Rail Trail
- ^ Spicket River Greenway
- ^ Salem Bike-Ped Corridor
- ^ Saint Basil's Seminary Archived 2009年1月31日, at the Wayback Machine.
- ^ St Xenia Orthodox Church
- ^ St Xenia Church – history
- ^ Gagnon, Don (2008). Methuen: An Eclectic History. The History Press. pp. 33–35. ISBN 978-1-59629-422-6. オリジナルの2014年10月31日時点におけるアーカイブ。 2013年9月15日閲覧。
- ^ Faggen, Robert (2001). The Cambridge companion to Robert Frost. Cambridge, UK: Cambridge University Press. p. 17. ISBN 0-521-63494-6
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