パナソニック エコシステムズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/01 02:35 UTC 版)
概要
2002年10月、松下電器グループの事業再編に伴い、株式交換によって松下電器産業(現・パナソニック)の完全子会社となった[2]。その後も法人格を維持し、パナソニックの環境事業を担っている。形式的には別会社だが、実際にはパナソニック(株)を構成する主要な事業部のひとつとして位置付けられており、人事諸制度なども同等である。
「空気・水・土壌・エネルギーの環境技術でグローバルに貢献する」という経営スローガンを掲げ、健康で快適な室内空気質を実現する「IAQ分野」と、環境負荷を低減する「環境エンジニアリング分野」で、「人と地球に優しい環境」の実現をめざしている。
換気設備、空気清浄機、大型送風機など室内空気質(IAQ)に関連する製品を数多く提供しており、国内外の製造拠点からアジア、北米、中東、欧州などへもグローバル展開している。特に、家庭用・業務用の換気システムにおいてはグローバルシェアNO.1を誇る。また、工場のゼロエミッション実現を支援する事業や、道路トンネルや地下鉄施設の大型換気システムなどのインフラ設備事業にも取り組んでいる。
パナソニックブランドに加え、ラテンアメリカ、香港、東南アジア及び中東地域では創業の川北電気ブランドであるKDKブランドも使用し続けており、今日まで広く浸透している。
歴代社長
松下精工
松下エコシステムズ
パナソニックエコシステムズ
氏名 | 在任期間 | |
---|---|---|
初代 | 平田爲 | 2003年1月 - 2009年3月 |
2代 | 伊藤清文 | 2009年4月 - 2011年3月 |
3代 | 田中昌行 | 2011年4月 - 2012年5月 |
4代 | 吉村元 | 2012年6月 - 2014年5月 |
5代 | 前田潔 | 2014年6月 - 2018年3月 |
6代 | 小笠原卓 | 2018年4月 - |
主な製品
IAQ分野
環境エンジニアリング分野
- トンネル集塵システム
- 排ガス処理設備
- クリーンルーム
- 排水廃液処理システム
- オンサイト水供給装置
- 超純水製造装置
- バラスト水処理装置
- 薬液リサイクルシステム
- 土壌・地下水浄化
- 畜産システム
- ファサードシステム
- 太陽光発電システム
- ^ a b c d e f パナソニックエコシステムズ株式会社 第88期決算公告
- ^ 松下電器産業 14事業ドメイン体制
- ^ 松下幸之助物語
- ^ a b 株式交換契約書締結のお知らせ (PDF) - 松下電器産業
- ^ 同年2月1日官報第4514号28ページ「合併公告」
- ^ 国内関係会社の再編について
固有名詞の分類
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