ディビジョン2
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/21 04:15 UTC 版)
概要
トム・クランシー作品であり、前作『ディビジョン』から3年振りの新作である。
今作はアメリカの首都ワシントンD.C.を舞台としており、危険なバイオテロに立ち向かっていく[5][6]。
2020年3月3日には、追加コンテンツである『ディビジョン2 ウォーロード オブ ニューヨーク』が配信された。
2021年には、次世代機(PS5/Xbox Series X|S)の後方互換機能を使用したプレイにおいて,4K/60fpsに対応するTU12.1が配信された。
2023年9月22日、ユービーアイソフトは続編である『ディビジョン3』の制作を発表した。[7]
ストーリー
ブラックフライデーのニューヨークが、「ドルインフル」によるバイオテロに見舞われてから7か月後。厳重に守られていたアメリカの首都ワシントンD.C.にも感染が及び、都市は荒廃。そのような地獄のような状況でも、生存者達はかつての光を取り戻すべく抗っていた。
そんな中、プレイヤーが所属するスリーパーエージェント「ディビジョン」が、ワシントンD.C.からの救難信号を受ける。プレイヤーはディビジョンの一員として荒廃したワシントンD.C.に向かい、街を救うために奔走することになる。
ウォーロード オブ ニューヨーク
エージェント(プレイヤー)は前作に登場し、第一波のエージェントでローグになった「アーロン・キーナー」が、ニューヨークのロウアー・マンハッタンに部下を率いて拠点を築いていることを知らされる。彼らの目的は混沌としたニューヨークを支配することであった。救援要請を受けたエージェントは、キーナーを止めるべくニューヨークへと飛び立つ。
ゲームシステム
前作同様、三人称視点(TPS)で進行し緻密に再現されたワシントンDCを探索してゆくオープンワールドゲームとなっている。基本的に武器は全て銃器となっているが、銃を用いた近接攻撃も可能である。 装備や武器はレベルが上昇する事で能力も上昇する「ハック&スラッシュ」要素が多分に盛り込まれており、武器を取っ替え引っ替えするような場面も出てくる。
コントロールポイント
今作から導入されたマップ各地に設営されている拠点。敵勢力により占領されてしまっている。 なおこの資材部屋はアイテムを入手して一定時間経過するとアイテムが再入手できる。 市民軍へ応援を要請、その後現れる敵の増援とリーダーを全滅させることで制圧できる。制圧した後はリスポーン拠点として機能し、弾薬補充やファストトラベルも可能となる。
マンハントイベント
有料DLC「ウォーロードオブニューヨーク」を購入し、キーナーを撃破した直後からプレイ可能になるゲームモードである。 プレイヤーはシーズンごとに4人の部下とそれを束ねる1人の最重要ターゲットを討伐すべく懸賞金、コントロールポイント制圧、メインミッション遂行などを行なってターゲットを撃破する、という流れである。 これは「ウォーロードオブニューヨーク」におけるキーナー追跡のシステムをそのまま流用している。これまではターゲット出現までのミッション数が多く時間がかかっていたが、マンハントイベント「ヒドゥンアライアンス」からはターゲットが出現するまでに遂行するミッションの数が大幅に削減され、より手軽にプレイ可能となった。
カウントダウン
TU15及びマンハントイベント「ヒドゥンアライアンス」開幕と共に実装されたPvEモード。最大8人のディビジョンエージェントで協力し任務を遂行していくゲームモードである。 任務遂行の制限時間が15分+エージェント回収用の4分とやや短めであり、その制限時間の中で多くの敵NPCの猛攻を凌ぎながら「VIPを護衛する」「システムをハッキングする」などの任務を達成する形となる。 具体的には、まずエージェントチームは3つある任務の内、2つ以上をクリアして開放されるメイン目標を遂行、完了しエージェント回収地点まで移動し回収要請を行い脱出するという流れになる。しかし回収地点や道中にはブラックタスクやハンターが大勢おり一筋縄ではいかない。 そのうえカウントダウン開始時は敵に3つのカウンターメジャーバフが付与されており、これはマップのどこかにある解除装置を作動すればそのゲーム中は敵のバフを無力化した上に更にプレイヤー側にバフが付与される。 現在は敵勢力に占拠され不安定化した原子力発電所を制圧、奪還し発電システムを正常化するというシナリオでプレイ可能。
ディセント
マンハントイベント「折れた翼」で実装されたPvEコンテンツ。 主人公らディビジョンエージェントはアメリカ国家安全保障局が密かに開発していた戦闘シミュレーション施設「ディセント」に潜入し、様々なシチュエーションでの戦闘シミュレーションを遂行していく、というストーリーとなっている。 最終的にはシミュレーションシステム内部に存在する「ネメシス」という戦闘シミュレーションプログラムを撃破することが目的となる。 なおネメシスを撃破してもシミュレーションは無限に続行することが可能であり、登場する敵も進行度に応じて強化されていく。 シミュレーションではSHDテックが使用不能なシステムになっている為、ディセント内部での戦闘では全ての装備、武器、スキル、タレントが撤廃されレベル1同然での状態でスタートとなる。 その代わり、シミュレーションをこなす度にランダムで提示されるいくつかのタレントの内1つを選択して取得する事が可能で、プレイヤーそのものに武器や防具のタレントが付与される形になる。
- ^ Ethan (2020年2月15日). “ディビジョン2:PC版本編が 396 円のセール実施中! 2年目拡張パック「ウォーロード オブ ニューヨーク」同梱版もあわせてセール中”. EAA!! - FPS News. 2022年1月24日閲覧。
- ^ “ユービーアイの11タイトルが1,000万本以上の売上を記録! 『R6S』総プレイヤーは6,000万人超え―決算報告にて”. Game*Spark (2020年5月15日). 2022年10月6日閲覧。
- ^ “『ディビジョン2』の必要動作環境”. Ubisoftカスタマーサービス. 2022年10月6日閲覧。
- ^ “『ディビジョン2』世界観やゲーム概要を紹介。エージェントの戦いぶりや舞台“ワシントンDC”をチェック”. 電撃オンライン. KADOKAWA (2018年7月5日). 2019年6月20日閲覧。
- ^ 津雲回転 (2019年4月11日). “正統進化を遂げた「ディビジョン2」プレイレポート。多くの仲間とともに崩壊するワシントンDCで新たな困難に挑め”. 4gamer.net. Aetas株式会社. 2019年6月20日閲覧。
- ^ コンタカオ (2018年12月30日). “『ディビジョン2』最新情報をとことんチェック! エージェントたちよ、世界の崩壊を止めるべく立ち上がれ!!”. ファミ通.com. Gzブレイン. 2019年6月20日閲覧。
- ^ “『ディビジョン3』制作発表。ユービーアイソフトによるディビジョンシリーズの最新作 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com”. ファミ通.com (2023年9月22日). 2024年2月7日閲覧。
- ^ “Tom Clancy's The Division 2: Warlords of New York - Metacritic”. Metacritic. 2023年9月22日閲覧。
- ディビジョン2のページへのリンク